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いんぼ地蔵2010/04/03

いんぼ地蔵
良いお天気、待ってました。早速、またまた稲梓駅周辺の山を歩いてきました。新緑の山はきのうの強い風と雨に洗われて気持ちのよい山歩きでした。

ところで、伊豆には今でもお地蔵さまがあちこちに散在して、里人や旅人をやさしく見守ってくれています。今さらながら、その数の多いことに驚いています。また、里人が常に花を供え、周りをこぎれいにすることをおこたりません。

ところで、先週歩いた山奥ではからずも三体のお地蔵さまにお会いし、下山した折、土地の方から、それは「ごまかす地蔵」さまだと教えてもらいましたが、そのいわれは聞きもらしたのでした。

きょう、入山口の近くで民家のオバサンから楽しい話を聞きました。

<この稲梓の集落は山里で、手っ取り早く海の幸を味わうには山を越えなければなりませんでした。稲梓から河津や縄地に出て、魚貝類を獲って峠を越えたものです。でも、山中で狐にだまされて獲物を失うことも多かったと聞きます。そこでお地蔵さまがそこを通る人たちに「狐にだまされて魚の数をごまかされないように気をつけなさい」と、ささやいたと言います。そんなわけで、いつしかこのお地蔵さまを“ごまかす地蔵”と呼ぶようになったそうですよ。私の祖母から聞いた話です>

山を歩くのは時として心細いものです。そんな中でお地蔵さまに会い、その前で手を併せれば気持ちが休まります。お地蔵さまが守ってくださる。

きょうは稲梓の“いんぼ地蔵”さまに会ってから、その道を奥へ登り、先々週訪れた地蔵山と大平山へ別のルートで踏破してきました。“いんぼ”というのはイボのことです。このお地蔵さまはイボ治しの名人でした。

クロカンコースのサクラ2010/04/05

ふれあいの森のサクラ


雨でも気温が高く風がないとすれば、部屋に閉じこもってばかりはいられません。小降りになったところで、いざ出陣!

中華食堂のフナさんのところで先ずは腹ごしらえ。ターゲットは稲取ふれあいの森とクロカンコースのサクラです。ちなみに、伊豆にサクラの木が多いのは炭焼き小屋が多かったことに関係がある、とはフナさんの説です。

急な坂道は川のようになって雨水が流れてきます。足元はまたたくまに水浸し。ふれあいの森のサクラの広場に到着すると、満開のサクラが出迎えてくれました。東屋でひと休みします。

クリーンセンター東河の脇からクロカンコースに上がると、これは見事なサクラ並木。雨で煙っているのが残念。この土日は6~7分咲きでも露店が出てにぎやかだったとか。今はそんな面影もありません。車で来た親子二人がサクラの下を歩いているだけです。

私たちは写真を撮っただけで、早々に引き上げます。帰り道、稲取高校のグラウンドを取り巻くサクラがまた見事でした。雨の中の散歩、そしてサクラ見物も乙なもの。気分はすっきり。

クロカンコースのサクラ


続クロカンコースのサクラ2010/04/06

クロカンコースのサクラ


クロカンコースのサクラ

クロカンコースの雨の花見は良かった、などと強がりを言ってないで、青空の花の下でお弁当を食べようと、二日つづきで丘に上がりました。

きのうの雨にもメゲず、花は枝いっぱいに咲きそろっています。地に落ちた花びらはほんのわずかでした。開花寸前の蕾を見つけたほどです。

シートを敷いて楽しむ家族連れ、十数人でまとまってやってきたお年寄りのグループ、早足でウォーキングする人。しばらくして幼稚園の園児たちが入場してきました。明るいユニフォームが緑の芝生とサクラの舞台によく似合います。

   おしなべてはなのさかりになりにけり
   やまのはごとにかかるしらくも --------西行

クロカンコースのサクラ

クロカンコースのサクラ

天王坂のサクラ2010/04/07

                      サクラシリーズ。今回は天王坂のサクラ。撮影日は4月6日。


天王坂のサクラ
          向井のこの台地に最初に移住してきたという、屋号”てんの
               うさん”の家の前のサクラは古木です。
天王坂のサクラ



天王坂のサクラ
             一段下がったIさんの家の前のサクラも古木です
天王坂のサクラ



「風土記 入谷の里」2010/04/08

天嶺山とサクラ

<河津川左岸は河津桜の緑、右岸に満開のソメイヨシノ?背景は天嶺山>

河津の図書館には東伊豆町関係の歴史書が何冊かあって、そのうちの一冊、
金指徹著「風土記 入谷の里」に今取り掛かっています。

きょうは、入谷の三大家、水下の七軒家、そしてそれぞれに繋がる寺社の縁起等の説明を興味深く仕入れてきました。

勉強したあとは女房殿と待ち合わせて踊り子会館へ。河津川沿道の河津桜は緑の葉が色濃くなっているなか、オオシマザクラかソメイヨシノかの薄いピンクの花が目を引きました。

遊歩道のサクラ
<河津川沿線の遊歩道 左の緑は河津桜の木>