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ああ、二つ石山2011/01/16

美しい弓ヶ浜


昨夜テレビで見た気圧配置から今日の天気は大荒れと踏んでいたのが、新聞を取りに外へ出ると意外に穏やかだったことから、急遽、南伊豆の二つ石山を目指して出かけることにしました。

湊病院の先の休暇村でバスを降り、美しい弓ヶ浜に沿って隣の逢が浜へ向かいます。間もなくまた美しい海岸に出て、遊歩道を上ってゆき、タライ岬への分岐点に到着。ここで山側へ尾根を行くはずでした。しかし、道がありません。簡単にゆけるはずが当てが外れ、かといって藪を分ける気にもなりません。

きょうは観光気分で海岸遊歩道をゆくことにしようということで、田牛(とうじ)への道を辿ることにしました。タライ岬は次回、二つ石山ゆきまでお預けです。

ところが、しばらく平坦な道をゆき、少し下って尾根の末端に乗り上げたと思われたところで、山側に赤いリボンテープをチラッと見かけてその気になりました。二つ石山へゆけるかも!遊歩道の前方にはベンチもありました。

その赤いテープの真ん中は黄色のテープで、そこに「二つ石山へ」の文字を確認すると、これは行かずばなるまいて!でも、きょうはコンパスは持ち合わせていません。「南豆の山」のMさんの地図を印刷してきたのが唯一の頼りです。


尾根を外さないように注意に注意を重ねて進みます。もちろん道はありませんが、ところどころに赤テープを見つけて気持ちを落ち着かせます。少しずつ高度を上げてゆき、シダ類の海を巻いたりしてちょっとした高まりに着きました。ここにも赤いリボンがありました。尾根はここから左右に下っています。


左に少し行くと、木の間に垣間見えるのはどこも空の色です。戻って今度は右に向かうとすぐ下る地点に赤いリボン標がありました。木の間越しにMさんの写真で見たような二つの山が並んでいます。

しかし、ここで前進する気力はもうありませんでした。この先、樹海に迷うかもしれない。肝心なコンパスを持ってきてない。2万5千図もない。実力不足も・・・。ついに撤退することにしました。

何とか元に戻ることが出来てホッとしたあとは、罰として下田まで歩くこと!

でも、次から次へと素晴らしい海岸が目の前に展開して、少しも飽きることはありませんでした。敗退した悔しさはまたいつか晴らすことにしましょう。