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黄飯 ― 2011/05/31
文化公園のクチナシの花が一輪また一輪と咲き始めました。例年多くは望めませんが、今年も期待通り白い花びらを見せてくれています。咲きそろうと、春のジンチョウゲに似た甘い香りがしますので、清潔な感じとともに人気があるのはないかと思います。
実は昨日、徳造丸の会長さんご夫婦から、お店で出している黄飯がクチナシの実を使っているのだと聞いて興味を持ちました。粉にして、その搾り汁を使ってご飯を炊くのだそうです。しかも、稲取では昔から正月やお祝い事には黄飯を用意する風習があると聞きました。
また、黄色の着色料として多くの食品に使われており、肝炎や黄疸などの症状に薬効があるからお奨めだとのこと。帰宅してネットで調べてみると、飛鳥・天平の随分古い時代からその効能が知られていたことが分かりました。
三年前に稲取に来て初めてお店をのぞいたとき、黄飯の話を給仕のお姐さんから聞いたことは覚えているのですが、どんな内容だったかはすっかり忘れていました。その後も特別な興味から外れてしまっていました。
この他にも祖先の知恵を再認識する機会はたくさんあることでしょう。最近になってこんなことがらに興味を持つようになってきたのも、歳のせいでしょうかね。
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