寝姿山の登山道 ― 2013/04/29
K氏から寝姿山に登らないかと誘いがあり、本日歩いてまいりました。朝8時の出発は久しぶりのことです。ただし、全くの軽装で持ち物はカメラだけ。いつもの散歩の延長です。
寝姿山はロープウェイがあるため、昔の登山道は良く知られていません。これまでは高根山からの縦走路を通って寝姿山まで歩いたのが一回目。二回目は、武山の南から強引に急な斜面を上って、あの大岩にたどり着き武山の山頂から寝姿山との鞍部に下って寝姿山を往復し、帰路は外浦へ出ました。
さて、きょうは登山口が見つからないだろうという想定で、下田城の脇を通る車道を歩き、高根山の縦走路を左に見送って、その少し先から東側の寝姿山へと回り込むつもりでした。
ところが、目ぼしをつけていた(有)佐藤工業所の建物の向かい側10メートルくらい過ぎた所に、道らしき踏み跡が右斜め上へと続いているのを見つけました。恐る恐るこれに従って上がってゆくと、右に左にジグザグを繰り返しながら細々とした道が続き、何とコンクリートの石段とともに、さびついた手すりまで現れたではありませんか!
もう間違いありません。武山と万蔵山(寝姿山)との峠へ通ずる旧道を見つけたのです。最初はロープウェイの僅かに西側から入り、間もなく頭上にロープを見たあと、ロープから東へと離れて登ってゆきます。途中、ロープウェイ直下の山林が切り払われて明るい場所が左に見えました。
そして僅かなアルバイトで貯水施設?のある峠に到着。下田駅から20数分が経過していました。若い人の足なら10数分で登ってしまうでしょう。それもそのはず、峠の標高が130mしかありません。それはともかく、今回旧道を歩けたのはラッキーでした。K氏の誘いがなければ、旧道探索の気は全くなかったのですから。
<峠 武山と寝姿山の鞍部>
帰りは、ロープウェイ山頂駅を経て北へ向かい、下田城の脇を通って下田駅へ。ほぼ午前中の散歩の範囲内で収まりました。
それから、途中、寝姿山公園の管理人らしき職員の方が案内してくれて、寝姿山の山頂を踏むことが出来たのもラッキーでした。やっと、三等三角点にタッチ出来ました。高根山~寝姿山の縦走時に見つけられなかった宿題を果たすことが出来たのです。
コメント
_ しづこ ― 2013/05/01 12:42
_ inada ― 2013/05/01 14:45
たいていはどちらか一つで引きあげてしまうものですが。
筑波山はさすがに日本百名山の一つに数えられていますので、歩きがいの充分にある山です。私も子供たちが未だ小学生の頃に家族で歩いたことが懐かしい思い出になっています。
寝姿山(199.8m)の山頂は胸のあたりで、首(頤)の高まりは武山(179m)です。
_ ヨー ― 2015/01/10 22:39
先日、紹介してくださったコースにチャレンジしました。佐藤工業所さん近くの踏み跡らしき道を見つけて入ったのですが、3分ほどすると道は途切れてしまい、石段も手すりも見つけることができず断念せざるを得ませんでした。
かなり念入りに道を探したつもりですが、探し方が悪かったのかもしれません。あるいは2年足らずの間に道がかなり荒れてしまったのかもしれません。
かなり心残りがあるので、またチャレンジしてみるつもりです。
_ inada ― 2015/01/11 14:59
”道が途切れ”た辺りからジグザグに上がっていくのではなかったか、と記憶しています。写真にある広い石段はロープウェイの谷を左に見て上がっていますので、ご参考になるかと思います。是非、頑張ってみてください。
_ 加藤万三 ― 2018/01/15 09:45
ロープウエーでは、つまらないし、少し歩こうと思っています。
下田は、あまりドライブしないが、登山口のポイントは、下田城と、佐藤工業所の様ですね~
アドバイスがあったら、よろしくお願いします。
_ inada ― 2018/01/15 21:43
「ヨー」さんのコメントにあるように、とりつき点から暫くして踏み跡がなくなりますが、この先を行くキーは出発時と途中、ロープウェイのケーブルを頭上で確認しながら行くことです。なるべくそのケーブルから離れないように足元を探って歩きやすい道を選んでゆけば、石段にたどり着けるでしょう。
この上の本文と各コメントをもう一度読んでいただいて参考にしてください。それから、念のため国土地理院の地形図とコンパスを用意してください。ご健闘を祈ります。
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私共は、先日、一泊でつくば山に行きました。ケーブルカーを降りた後の、男体山と女体山の山頂までの道のりがけっこうあって、岩場もあり、子ども達は十分、「山登り」を楽しんだようです。自力で登ってきた方々は完全に山登りの服装&杖でした。
次にくるときは、私も自力で登りたいです。