”はなれ”の奇岩 ― 2013/08/02
きょうの昼どきの気温は稲取で23.6度。今朝は「浜の湯」側から磯に下りました。“はなれ”から「いなとり荘」側に曲がると、少し霧雨が落ちてきました。磯歩きで火照った体にちょうど気持ちの良いこと。
今回は“はなれ”の珍しい岩、奇岩の御紹介です。
稲取岬の東に落ちる岩礁の基部。雨宿り、いや一宿一飯の世話が受けられそう。
次いで、稲取灯台の南に落ちる岩礁の基部。
タイの頭に見えるんですが・・・。
反対側から見ると、鵜が首を伸ばしているように見えます。”鵜の首”とでも。
これは”はなれ”の基部。はなれのアパマン。
これは”はなれ”先端のポットホール。一年経っても殆ど動いていませんねえ。
何かイベントがあったようです。
入谷の道路工事 ― 2013/08/04
山焼きした大峰山の青々とした斜面の手前に、木を伐り倒して出来た空間が突如現れました。あの辺りは入谷の山神社のかなり上の方ですから、多分、県の基幹道路の工事がそこまで伸びてきたのだろうと、今朝は実地を“検分”してまいりました。
山神社から見高入谷高原温泉の手前へ続く道路はいわゆる農免道路と言われていますが、その道路が国道135の長野にある “旅の駅オレンジセンター”の近くまで伸びて去年完成しました。その後、山神社の上から平並~クリーンセンターへの道路につなげる工事が始まったのです。
その工事がついに姿を現しました。大川(山田川)にかかる橋は既に完成しており、コンクリートは流し終わっていました。その先は小さな尾根を横断するような形で少し現道路に併行して走り、別荘地の入り口辺りで合流するのではないかと思われます。
平並を抜けてクリーンセンターに通じる現在の道は車の通行があまりなく、散歩に適しているので私たちはこの道をたびたび利用しています。国道から“田の上”に上り、一周すると約1時間半で歩き通せます。
奈良本の小尾根を歩く ― 2013/08/05
今朝の散歩は片瀬のバス停からスタート。テーマは、
1.
坂町バス停から東浦路を上がり、供養塔の道標から右の「はた・・・」道をゆく。
2.
要害山から片瀬の海岸に落ち込む小尾根末端の134.5mの三角点を探す。
3.
丸山の尾根を西へ歩き、その後、熱川中学校近辺で148.6mの三角点を探す。
1.
は先ず、道標になっている供養塔を探すことから始まりましたが、今までこの坂を何度も往復していながら、どうして気がつかなかったのだろうと思うくらい、明瞭な場所にありました。
やはり、道標の「はた・・・」は“はたけみち”ではないかと思われました。竹藪を払って進んだ先に手すりのついた石段があって、上部はミカン畑でした。
2.
は、再び東浦路へと回り込んだ先が四辻で、通り抜けが出来ないと書かれた道へ入って行き、ミカン畑の最高点の場所にありました。四等三角点でした。
3.
は、やはり、熱川中学校の校庭の隅にありました。ちょうど校庭にいた数人の女子生徒さんに探してもらってわかりました。これも同じく四等三角点です。
きょうの歩きで印象に残ったのは、ひとつはスタートで寄った龍淵院のハスの花。いつ見ても綺麗な花ですね。お釈迦様の周りを囲む最高の花です。
もう一つは丸山の尾根を歩いて忽然と現れた北側の風景。ミカン畑の斜面の向こうに要害山、風車の尾根、そして中学校の森、その西に堂山へと繋がるパノラマでした。何よりも、ミカン畑と小屋のたたずまいが素晴らしい。
「帰省」の詩と絵 ― 2013/08/07
先日、伊豆稲取駅の待合室に浅田志津子さんの「帰省」という詩の額が掛けられましたが、ご主人である画家松本忠さんの最新の絵が遅れて届けられました。
この絵は浅間山からアスドに続く尾根の末端と、海に落ちこんだ岩礁を配置して海と空とが夕照に溶け込んだ心象を描いています。多分、白田川の河口辺りから写生したのではないかと思われます。やはり、「帰省」という題名が付いています。
これで詩と作者紹介、そして絵の三点セットが揃いました。心に残る詩と絵です。蓮台寺駅の「たたんだ千円札」とともに宝物がまたひとつ稲取に生まれました。
松本忠さんのHPはこちらです
港の朝は ― 2013/08/03
漁師であろうと何であろうと、一週間に一度の休日は最低限必要ですね。朝未だきの暗いうちに出漁し、数時間仕事をして帰ってくるサイクルを幾日も続けていれば、疲労はたまります。休日は当然にも必要です。
組合が休日を土曜日に決めたのには、それなりの理由があったからだとは思います。しかし、土曜日は観光客が普段より多く集まる日です。私は彼らに活気ある稲取漁港の姿を見てもらいたいと望んでいます。
先ず、出船入船でにぎわう港はそれだけで観光客を魅了します。白浪蹴って颯爽と港に入ってくる船を見れば、きょうはどれだけの仕事が出来たかなと想像が膨らみます。また、実際に水揚げして日に輝く銀鱗を見れば自然と心が躍るものです。
漁港は係留された漁船がただズラーッと並んでいるだけでは面白くありません。静かな漁港は観光客の目に平凡にしか映らないでしょう。一尾一尾数えながら水揚する船、水揚が終って水洗いしている船、あるいはまた明日の準備をする船、そういう船の上で忙しく立ち回る漁師の姿、そして水揚を迎えた市場の作業が見る人に感動を与えるのです。
漁業も観光の大きな目玉。休日は他の曜日にまわして、土曜日は出漁したらどうでしょうか?
by inada [海・船・港] [論評] [コメント(2)|トラックバック(0)]