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今年初めての三筋山2014/07/01

細野高原
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南豆のMさんの「ホソバコガク」探しに啓発されたわけではありませんが、私もそろそろ山歩きをしてみようと、今朝は三筋山へ出かけました。先日は伊豆の観音さま巡りで、何とか一日歩き通し、それが大きな自信になっていることは間違いありません。

 

コースはいつもの通り、入谷の大久保橋から大峰山の尾根沿いに三筋山まで。このコースは毎年、晩秋から初冬にかけて行われる防火帯の山焼き直後に歩くのがベターです。大峰山の尾根沿いを焼いてくれるので、歩きやすい登山道にもなっているのです。

 

今回はかなり雑草が伸びて、その歩行には少なからず体力を消耗する原因ともなりました。大峰山の山頂から下って三筋山への登りの途中で、早くも両足が攣り始めたのはトレーニング不足が原因であることはわかっているものの、時期を逸した、あるいは時期尚早だったのかも知れません。

 

それでも、今日は曇り空で天城山の雄姿は完璧に仰ぎ見ることは出来ませんでしたが、風が冷たくて気持ちよく久しぶりの山歩きを充分に楽しんでまいりました。

 

ホソバコガクとはアジサイの一種で、三筋山がこの花で「花の百名山」入りをしているということです。今日は残念ながら見つけることは出来ませんでした。でも、いつかその日を楽しみにすることにしましょう。



三筋山のパラグライダー2014/07/02

三筋山から
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三筋山の山頂手前に三筋山の“肩”のような広場があって、そこはパラグライダーのテイクオフ(離陸)地点として整備されています。テーブルと椅子もあり、何よりも海に向って景色が広がっているのが素晴らしい。

 

きのうはここに若い女性のライダーが一人、芝生に座って細野高原を眺めていたので、ちょっと寄ってみました。その前に、山頂直下の駐車場で初老のカップルを案内していた女性の方から、ライダーを一人、上に上げてきたとの話を聞いていました。

 

彼女の背後には両翼を広げたパラグライダーがきちんと芝生に置かれています。心地よい微風が東の方から流れてきて、時間の流れを忘れる雰囲気です。

 

先ほど山頂直下の駐車場で観光客を案内していた女性はインストラクターで、彼女がパラグライダー基地(第一駐車場)に戻るのをライダーのこの人が待っているところでした。インストラクターの指示を受けてから飛び立つという。

 

彼女は「伊豆フライトスクール」に入って1年が過ぎたそうです。小田原の人で月3回レッスンを受けにここへ来るとのこと。最初のうちはインストラクターの無線の指示を得ながら、基地に近い小山のテイクオフ地点から発着を何度も繰り返す。

 

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そして2年目の今はこの高所から発進できるライダーに成長したわけです。空を飛ぶのに恐いことはないかと訊いたら、テイクオフのときはいつもドキドキして不安でいっぱいになるとの返事です。しかし、飛び上がって安定したときは別世界の時間を充分に楽しめるとも。

 

先ほど大峰山の稜線上を歩いている時に上空に翅を広げてゆったりと飛んでいたパラグライダーは彼女だったのです。これから2回目のフライトだそうです。このあと食事してから更に2回飛ぶ予定だと言ってました。

 

暫くして立ち上がったところを見ると、身長170センチ、体重70キロはあろうかという堂々たる体躯の持ち主です。直下の駐車場からここまでの15分間が一番辛いと言って笑う明るいお嬢さんでした。

 

このあと暫くして、私は食事をするため少し離れた所から、テイクオフする模様を眺めていました。パラグライダーの翅が風を受けるタイミングを何度か確認してから、ついに小山を駆け下りたところで風に上手く乗ったようです。そしてゆったりと北から南へ舵を切って姿を消しました。今回はランディングスポットへの正確な着地訓練ということでした。


ひかり通信回線2014/07/06

稲取では最近、屋外ケーブル関係の工事が盛んで、散歩で行くところ行くところにクレーン車が道端に留まって工事が進められています。この工事にはいろいろあって、東電の関係、例えば高圧線ケーブルの交換作業やNTTの光ファイバーケーブルの架設などさまざまです。

光ケーブルの場合は、今や主要な幹線ケーブルの架設は終えて、個人個人の住宅への引き込み線の工事の段階に入っているようです。現場で聞いた話では、既に申込み順に工事に入っているとのこと。だいたい1軒につき、1時間から1時間半くらいで作業を終えているらしい。

6年前に私どもが当マンションに入居したとき、通信回線がADSLのままで光通信ではなかったことに失望したものです。特に動画を扱う場合に送受信のスピードが遅いため、少しその容量が大きいとかなりの時間を要し、途中でハングすることもありました。

ところが昨日ようやくこの問題に“光がさして”きました。NTTの関連会社から電話がかかってきて、8月の初旬頃には光ファイバーによる通信が可能になるということでした。幹線ケーブルから集合住宅へ引き込む“わたりかけ”ケーブルについては、既に工事が完了していて、個々の申し込みに順って開通する準備ができているというのです。

集合住宅の場合は当該集合住宅の組合員の議決を経て“わたりかけ”のケーブル設置、その後、個々の申し込みによる開通という段取りを想定していたので、NTTからの電話の内容は思いもかけないことでした。

通信速度の速さはパソコンやルーターなどの使用機器の能力にも寄りますが、光回線に変われば、大幅なスピードアップが望めます。インターネットなどストレスなく使用できる環境が整ったわけです。一昔前にISDNで始めたパソコン通信の時代を思うと、隔世の感があります。

歩道がない一般国道2014/07/07

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東伊豆有料道路として稲取区間(河津浜と片瀬間)が完成したのは昭和42年4月で、無料開放されたのが昭和57年4月でした。

 

この道路は現在国道135号の一般国道になっていますが、当初有料道路として起工されたためか、歩道のない部分がだいぶあります。言うまでもなく稲取を走る幹線道路ですから車の往来は頻繁で、従って歩行者は危険を冒して白線外の僅かな空間を歩かなければなりません。

 

しかし、最近、歩行者保護のために歩道を整備しようという動きがようやく出てまいりました。車優先の目線でしか考えられなかった人たちも、歩道を設けざるを得ないという判断に傾いてきたようです。

 

現在進行中の歩道新設工事としては、私どもの身近ではさくら介護~権現線遊歩道交差点近くから東海バス稲取営業所近くの区間です。この区間はその先の稲取南口に至るまで殆ど歩道はありません。

 

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特に稲取北口までは歩く人の姿が時おり見受けられます。かくいう私もハイキングに行くときなどはコンビニで食糧を仕入れるために、この歩道のない道路を歩くこともしばしばでした。しかも僅か5分間の歩行でも、身のすくむ思いを一度ならず経験しています。

 

工期は今年7月31日となっていますので、この間に開通するのは多分、区間の半分くらいでしょう。しかし、その先は海側が急崖の地が続き、拡幅するには足桁を工夫する必要がある場所です。難工事が予想される所です。

 

立て看板を見ると、静岡県下田土木事務所が発注者となっています。国道だから国土交通省が発注者というわけではないのですね。いずれにしても、この難しい部分の工事は工事が予定されているとして、かなりお金もかかると想像されます。全線開通はまだまだ先になりそうです。


ミカン畑の脇道で2014/07/08

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長坂の上の方の道端にスモモの実がたくさん落ちているのを見つけました。紫色に熟したものが多く、車に踏みつぶされたものが汚らしく道を覆っています。ヤマモモが熟して落ちた道がちょうどこんな状態に似ています。

 

頭上を仰ぐと、スモモの木にたくさんの実が付いています。この上の畑はミカン畑で、ミカンの木を保護するかのように、その縁に色々な木とともに植えられています。防風林の役割を委嘱されているかのようです。

 

スモモは酸味のきいた甘い果物という感じで、昔はよく食べたような気がしますが、今は忘れられた果物となってしまっているのでしょうか。収穫もされずに落ちるに任せて、しかも道路を汚している図は山里に似合わない風景です。

 

 

もうひとつ、こちらは努力賞もの。下平塚に下りる手前に腐葉土をいっぱいに敷き詰めたミカン畑がありました。こんもりとふかふかに盛られた腐葉土です。よくぞこれだけのものを集めましね。あるいはホームセンターにでも売っているのでしょうかね。

 

どちらにしても、収穫を終えたこの時期にミカン農家のご苦労が垣間見えた感じです。ミカン農家のMさんの言葉を思い出しました。「畑に出入りした足跡こそが良い実を結ぶ」
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