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アスド会館2014/08/09

休憩のためアスド会館のロビーに入ったら、片隅に例のキンメの金細工がありました。稲取駅前で観光客を迎えていたあのキンメです。口をパクパクさせる仕組みが壊れて動かなくなったのと、駅前に石曳きのセットを用意するため撤去したらしい。その後、アスド会館の庭先の芝生に転がっていたのを館内に移したようです。屋内であらためて目の前にすると、こんなに大きかったかと驚きました。

アスド会館は中に入ると立派ですが、職員の方の話では、NTTにより建設されてから44年が経ち、あちこちに老朽化が目立ってきているようです。しかも、この大きな建物は現在の耐震基準をクリアしていないことから、食堂もあり、200人弱にものぼる宿泊施設などの運営に制約があるとのことです。それだけの施設があっても、使用できないというのは如何にも勿体ない話です。

かといって、耐震工事をあらためて行うには膨大な資金が必要で、それに見合った会館運営のビジョンが出来ていないのが実情です。売却して民間の手に委ねる方向にあるということでしょう。

飲料水は下の旧灯台の貯水槽から、プールの温泉は白田からそれぞれ引いています。管理する職員は二人。健康管理課が主導する各種講習会がわずかに施設を利用している現況では、施設の維持費が町の財政に重くのしかかります。

町で運営出来ないのなら、民間の手に一刻も早く委ねて、折角の施設を有効利用できるようにしてもらいたいところです。職員の方が海側の外の広場に案内してくれましたが、このデッキは左右に広がる優れた展望台です。多くの人がここに集えるような、そんな施設に早く生まれ変わってほしいと願わずにはいられません。