<><><><><><><><><><><><><><><><><><>

東河クリーンセンター2015/08/06

東河エコクリーンセンター
東伊豆町の公式HPによると、「エコクリーンセンター東河 維持管理の状況に関する情報 27年6月分」について、チッソ酸化物、塩化水素、ダイオキシン、煤煙濃度などの排煙中のデーターがいずれも、国の定める基準値を大幅に下回っています。

ゴミの焼却処理施設が極めて優秀な性能であることは、住環境に貢献していることで高く評価できると思います。一方で住民の住環境保全の意識はどうか、ということでは当ブログで再三、疑問点を指摘してきました。昔からの悪しき習慣や、慣れあいの風潮がまだ残っているということです。

例えば、町なかでは家庭の生ごみや商売上から出た生ゴミを下水溝に捨てる人、谷間に大量のミカンを捨てる人、とりわけ、地主だから問題はないという考えのままでいる農家がまだまだ多いということです。所有地である畑の中やその周りならば許されるでしょうが、公道に沿った谷あいなどでは、たとえ地主であろうと、やはり遠慮すべきではないかと思うわけです。「公序良俗」という常識です。

さて、今朝はいつものように国道からクリーンセンターに上がったとき、1台の軽トラがセンターに入るところを目撃しました。荷台には芝刈りをした雑草が、“あおり”すれすれに載っていました。荷台からあふれるほどではありません。

私が瞬間、おやっ?と思ったのは、雑草を持ち込むのが異例に思えたからです。どういう方だろうかと、処理が終って出てくるのを待つことにしました。およそ10分くらいで荷台を空にした先ほどの車が戻ってまいりました。ご主人に突然の質問を詫びます。

先ず、先ほどの雑草の量からして、料金が如何ほどか尋ねると、250円ということでした。次にこのゴミは会社仕事で出たゴミか? いや、個人の庭を芝刈りしたとのこと。第3にお宅には畑があるか?との問いに、大したことはないが、奥様が手持ち無沙汰に野菜をつくっているわずかばかりの土地があると言います。

端正な顔立ちとともに温和な感じのこの方は、勤め人で定年になってから暫く芝刈りの仕事をしたことがあるが、畑仕事はしたことがないとのこと。最後に、大量の落果や摘果ミカンは産業廃棄物に相当するから、このセンターでは引き取ってもらえないだろうということでした。伐採した木の枝については、太さ10センチ以内ならOKだそうです。

この方のお宅の事情があるのでしょうが、例えば庭に山積みにして枯れるのを待って焼却するとかの方法を取らず、勿論、人目のない所で違法投棄することもなく、きちんとクリーンセンターに持ち込んだことに対しては、あらためて敬意を表するとともに、久しぶりに爽やかな風に触れた思いで心が軽くなりました。稲取人もなかなかやるな、と。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
山に登るのは
そこに ? があるから (答えは 山 )

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://taakesan.asablo.jp/blog/2015/08/06/7726176/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。