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伊豆大川の露天風呂2015/12/22

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先週金曜日の雪辱をしてきました。大川の露天風呂「磯の湯」に入浴です。お風呂に入ることだけですから、至極簡単な雪辱ではありますが。

 

前回と同じようにバス停北川からウォーキング開始。きょうも穏やかな日でした。今回は途中、「ぼ泣き石」に立ち寄りました。江戸城築城のために切りだした石が余りにも大き過ぎ、このまま放置されたことで、石が泣いた、あるいはボヤイタ声が毎晩聞こえてきたという伝承。

 

大川公民館の手前に大川川にかかる橋があります。橋の袂に刻まれた年号が不明瞭ですが、何となく「昭和」と読めそうで、昭和七年七月竣工とあり、もう一つが「愛宕橋」。ちょうど通りかかった人に訊いてみました。直ぐ近くに祠があります。

 

『この橋は愛宕橋のようですが、ひょっとすると、あの祠は愛宕神社でしょうか?また背にしている山も「愛宕山」でしょうか?』

 

「その通りです。人に聞いた話では、愛宕山のとある場所に在ったのをこの場所に移したものとか」という答えでした。更に、中にあった棟札には大正と昭和の二つが残されているので、古くても大正の頃に移築されたのではないか、と言っておられました。
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稲取にも「愛宕山」「愛宕神社」があるので、面白いお話しでした。ちなみに「愛宕」とは防火の神、愛宕権現に対する信仰だそうです。ちょうど散歩から帰るところだったようで、そのルートを訊くと、ほぼ1時間半の道のりです。そこで、私はその半分のルートを歩くことにしました。石切り場をちょっと覗いてくるコースです。

 

石丁場は2~3年前に歩いているので、今回は入口の築城石を見ただけで戻り、その後はそのまま海へと下りて行きました。下りたところがちょうど露天風呂の近くだったのはグーです。ただし、帰りのバスの時刻には大分間がありますので、三島神社に詣でて石田半兵衛の彫刻をあらためて拝観。

 

コンビニもありましたので、お弁当を買って昼食を済ませ、いざ、露天風呂へ。湯は東伊豆では珍しく、鉄分が含まれた少し赤っぽい温泉でした。また、この温泉は200mくらい西にある旅館「いさり火」から引いている、と管理人のオバアチャンから聞いて驚きました。漠然と磯に湧き出た温泉と思っていたものですから。

 

風呂桶に落ちる湯は45℃くらいはありましたが、湯量は少なく全体に温湯でも、風呂から出て、帰宅したあと暫くの間はポカポカと体が温まっていたのには満足でした。
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磯の湯
営業時間 11時~18時(土日~20時)年中無休、荒天休
料金 500円
男女別風呂