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水道水と雑水と2015/12/23

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きのうは再び北川から大川へと歩き、ついでに旧道の脇にあった貯水施設を撮影してきました。この施設については、先週歩いた時に地元の方から説明してもらったものの、カメラのバッテリーが切れて撮影出来なかったのでした。

 

この時は、この方が大きなタンクの下にある小さい方のタンクに塩素剤を注入していました。そこに塩素剤を補給し、スイッチを入れると、上の大きなタンクへとポンプアップされ、そこの水と混ざるようになっています。

 

大きなタンクには、上の山の方から引いてきた導管を通して天然水が常に補給されています。そして、更にこの大きなタンクから下の旅館・ホテルへと、水道管を通して水が供給される仕組みになっています。

 

実は、北川ではこの水を飲料水としてではなく、洗い物や掃除に使う雑水として利用しているのです。これでかなりの水道料金の軽減を図ることができました。

 

 

さて、稲取でこの夏ごろから始まった水源掘削事業はどうなったのでしょうか?多目的広場の前で行われていたボーリングの様子を今朝見てまいりました。既に撤退しているのではないかと思ったからです。

 

ところが、天皇誕生日の祝日でありながら、現場に近づくとモーター音が唸って聞こえてきました。係りの方二人の姿が見え隠れし、また、ヤグラの足下に白い綺麗な水が迸り落ちているではありませんか!じっと見ていると、かなりの水量です。

 

残念ながら、「ヘルメット着用なく柵内に入ることを禁ず」の立て看板を見て、これ以上の詮索は諦め、それではと、この流水がどこに落ちているかを調べてみました。櫓の裏側に回り込むと、その流水は帯状になって斜面を流れ落ちてゆきます。

 

道路に下りてみたら、その帯状の水を大きなトヨみたいなもので受けて下の排水溝に落としていました。その流水量を目の当たりにして、決して少なくないのを確認しました。掘削は成功したのではないかと思わせるに充分な量なのではないでしょうか?

 

この事業が成功裏に完結すれば、現在の白田の水源からのポンプアップ費用が削減できる期待がかかります。この場所の周囲の環境から水質汚染という一抹の懸念が解消され、これが払しょくされれば、町の水道問題が大きく前進することになるのでしょう。さて、どうなりますか。