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駐車場がいっぱいなわけ ― 2016/05/13
＜ホテル「浜の湯」の改修工事＞
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「岬の館」前に来たら、年配の紳士がそこのベンチから立ち上がって、何やら所在無い様子です。すかさず近づいてご挨拶。そして単刀直入に切り出しました。
「最近、この駐車場には車が多いですね」すると、すぐに言葉が返ってきました。
「無料駐車場だから、みんな留めてるんだ」
「ああ、町が無料で提供しているんですか？」
「いや、なに、ここは町じゃなく県だよ」
そういえば、この港湾は静岡県の管理だったのですね。つい２，３年前まで行われていた稲取港の港湾整備は賀茂郡下田土木事務所の立て看板があったのを思い出しました。
「それにしても、車がこんなに多くて、横浜ナンバーや相模ナンバーだとか、他県の車が目立ちますね」
「職人の車だね。今、浜の湯ホテルが改修工事をやってるからね」
「散歩の途中ですか？」
「いや、今年８０歳になったんで、肺炎予防の何とかってやつ・・・」
「ああ、肺炎球菌の予防注射ですね、私も去年やりました」
「それで、送迎車を待っているんだよ、病院の。ああ、来た来た」
残念ながら、話はそこまで。それにしても、この方はどうみても８０歳には見えない、若々しい方だと思いながら手を振って見送ってから、ホテル「浜の湯」に向かって歩き出しました。
裏路地を通ってホテルの横まで来ると、クレーン車が道を塞いで工事人が忙しく立ち働いていました。もとより当方は急ぐ用はないので、戻って海岸通りを行くと、２台のクレーン車がホテルの前に止まり、その周りに多くの工事人がたむろしています。足場も組んで中に人もいました。
なるほど、改修工事関係者の頭数はかなり多い。東海汽船がこの春先に運航していた時以来、第一堤防脇の駐車場が連日いっぱいになっている理由がよくわかりました。
このあと、久しぶりに“はなれ”に回って磯歩きを楽しんできました。
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＜好天でダイバーが”はなれ”にやってきました＞
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