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"会員制散歩"2016/08/01

稲取のクロカンコースは通称「水乗り平」と言われ、昔、稲取の子供たちが学校の遠足でここまでよく上がってきたと言う話はたびたび聞いております。更に上の方にある今の動物園は「沖野原」または「オキナハラ」と呼ばれて、小学校高学年になれば皆そこまで足を伸ばしたと言います。

 

「水乗り平」は正確にはクリーンセンターから上の芝生の広場やクロカンコース・スタート地点、そして保育園や多目的グラウンド等がある一帯を指すと思われます。昔は競馬場があったそうですね。それから、「ふれあいの森」については、浅間山の頂上から見下ろすと、チウチン山とアセビの森の並びに頭をもたげている山がそれだとわかります。

 

ツリーハウス
ところで、ふれあいの森から水乗りへ上がると、コース上を足早に通り抜けてゆく集団を見かけることがあります。それは、芝生の広場の周りを回っている時や、ふれあいの森の展望台で休息している時、あるいは、クロカンコースのスタート地点でみんなでラジオ体操をしている時などさまざまです。最近では、どこからともなく現れては、ツリーハウスの周りに座り込んで談笑している姿を見かけるようになりました。

 

この集団は年配の方が多く、全員で男女十数名にものぼります。その中に私の知人が一人いて、会員にならないかと誘われたことがあります。高齢者にとって散歩はただ単に歩くだけではなく、人と語り合いながら歩くことが精神状態を良好に維持するためにも良いそうですね。認知症予防につながるということです。

 

今朝はそのグループの他の方が一人で休んでいるところをお邪魔して話を聞きました。20名のグループならば、少なくとも10名の方からお話を聞かせてもらえるチャンスがあるかも知れません。「200人の顔」を目指している私としては、それぞれが描いてきた人生模様を垣間見ることが出来たら何よりの喜びです。このグループと私との間がどう発展してゆくか楽しみになってきました。