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薬剤散布2017/08/04

先月、海岸通りの松枯れについてリポートした際、自然環境悪化による災害が至る所で発生している趣旨のことを書きました。そのとき念頭にあったのは大雨洪水などによる被害のことでした。ところが、あらためて読み返してみたら、肝心な松枯れの原因について何も触れてないのに気が付きました。

松枯れの主たる原因は、あのマツノザイセンチュウの食害であることはよく知られています。何年か前に稲取八幡神社の千年松を探査したとき、松の大木にゴム管のケーブルが幹から枝先まで這っているのを見ました。実はこれが松の害虫封じのための薬剤散布用のケーブルであることを、不覚にも後になって知りました。

その後、天王山の松にもケーブルが幹を這っているのに気が付き、毎年薬剤散布を早朝に行う旨の警告看板が数日前から置かれるようになりました。

ところで、この薬剤散布についてひと昔前にはヘリコプターで上空から直接散布していたのを、今朝Yさんから聞いて驚きました。下田の県土木事務所によって行われていたとのことです。害虫用の薬剤を直接上空から散布するなどという暴挙が行われていたというのは信じ難い話です。