伊豆稲取便り

＜黒根の坂からカグラ石遠望＞
「キッチンを綺麗にしないと年を越せないわ」と言って、きのう重い腰を上げた女房殿でしたが、「疲れた疲れた」と連発してどうやら思い通りには終わらなかったようで、きょうは午後になってもう一度やり直しとばかり作業に取り掛かり始めました。

私の方はいつものように、暮れであろうと新年であろうと関係なく散歩に出ようとしていました。でも、「疲れた疲れた」彼女を置いて家を出るのも気が引けて、少し手伝うことにしました。何って、ガスレンジの上の換気扇に着いた油汚れを拭いとる仕事です。

先ず、換気扇の網状になっているカバーの、左右に付いているネジをドライバーで外してカバーを開けます。すると、やはり一部にベットリついた油汚れが目に入りました。これは雑巾で拭いても簡単には取れません。「クレンザーをつけて拭うの！」というご託宣を受けて再度挑戦。

表面のパネルを綺麗にするのに３０分かかりました。随分と力を入れてゴシゴシこすらないと汚れは落ちません。しかも下を向いているパネルですから、上向きになって力を入れてもその力が該当部分にうまく集中しないのです。すぐに首が痛くなりました。最後にカバーを取り付けるのにも、上を向いてネジ穴に見当つけながらネジを差し込まねばならず、私もいい加減疲れました。

家事労働てのは大変なものなんですね。主婦が威張るのも当然かあ。