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チウチン山往復2018/01/23

            花の咲く丘公園

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稲取保育園の前に下りたら、さあ、これより長いコンクリート歩きが始まります。野球場と保育園の間の道を道なりに行けば、風車の丘、浅間山に導かれます。多目的グラウンドの手前、向かって左側に「花の咲く丘」の看板が目に入りました。この辺一帯は公園のようによく整備されています。ベンチも幾つかあってゆっくり出来ます。

            3号井配水場

 

三号井配水場の前から急坂に喘ぐことになりますが、ここは周りの景観を楽しみながらビスタ―リ、ビスタ―リ(急がずゆっくりという意味のネパール語)でいきましょう。同じ意味でもう一つ、伊豆ではポーレポーレ(スワヒリ語)でしょう。ちなみに伊豆の加増野と言うところに美味しいソバ打ち処があって、店名がポーレポーレなのです。ソバ打ち体験も出来ます。

                 中央右寄りの山は浅間山

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            背景の中央に天嶺山

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        先方にチウチン山の先端が見えてきました

         チウチン山への取りつき点

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いつの間にか、風車の丘~チウチン山の尾根が見えてきました。風車の丘の末端の痩せ尾根から踏み跡が続いています。センリョウの赤い実が歓迎してくれました。かすかな踏み跡と歩きやすい所を選んで尾根を外さずに向かってゆけば確実にチウチン山の山頂に着きます。それに木に白ペンキのマークなどもあります。途中、鞍部のようなちょっとした平らな部分を通過して間もなく三角点の白い角柱が目に入りました。何度目かの久しぶりの山頂です。

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この三角点にはエピソードがありました。何年か前に「南豆のやま」のMさんがここに新旧同居の三角点標石を発見したのです。殆ど埋もれていた旧三角点にはそれまで私は全く気が付いていませんでした。まさかという感じで考えもしなかったですね。なお、あれから間もなくして当局が処理したそうです。

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それから、先日姫小百合さんから寄せていただいたコメントの中に「9の中に私の気持ちを入れて来ました」という謎めいた言葉は果たして何のことか、と周囲を見回したところ、幸いにも白いポリテープで木に巻きつけられた9の文字の札が目に入りました。ひょっとすると、浅間山~チウチン山の南西尾根の末端、322m高点からヤブを払ってチウチン山に到達した証しかも知れません。グループを引率するときのためのマーカーとして、途中で札の数字を重ねてきたのでしょう。

 

この木の背後には大きな〝竪穴“があります。いざという時、人が避難できるような穴です。これが如何にしてできたか、人為か自然の為せるわざか。この背後の尾根を322mのアスド会館まで下る元気はもうありません。昔を懐かしむだけです。

 

さて、展望のない山頂に長居は無用、コンクリート道へ引き返します。鞍部まで下れば、間もなく到着です。

なお、「南豆のやま」のブログはhttp://blog.goo.ne.jp/nanzunoyama