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鈴木ますみ作品展2018/07/27

迎え

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親愛なる志津摩の知人ご夫婦からお誘いを受けて、下田市民文化会館へ絵画展を観に行ってまいりました。共通の知り合いである気鋭の女流画家、鈴木ますみさんの作品展です。彼女の作品に触れるのは今回で3回目です。

 

最初の出会いから1年余りが経ち、重苦しいほどの内面の重圧から解放されつつある現在の彼女の有り様が想像されて、僭越ながら、その1年余りの月日がどんなにか彼女にとって意味があったか理解できるような気がしました。

 

http://taakesan.asablo.jp/blog/2017/05/14/8558352

 

今回は、彼女の説明によれば、7つの作品を並べて一つのストーリーにしていました。先ず「迎え」があって「別れ」、そして「穏やかな日々」を経て、「人間とは何か」と問い続け、ついに「この世界を離れて」で実存の世界へ羽ばたき、「陰と陽と私」を描いた時期を置いた後、「陰と陽と私 Ⅱ」で真に穏やかな世界を彼女自身が獲得するのです。

 

ただし、「陰」とは完全に決別したわけではないのでしょう。それは真に穏やかな世界にも「陰と陽と私 Ⅱ」のタイトルが付いていることでも窺うことが出来ます。彼女の「陰」は常に内在するのであり、だからこそ、そこに彼女の遠大な可能性が期待されている気がします。

鈴木ますみ作品展は明日の土曜日まで、下田市民文化会館で開かれています。誰でも自由に鑑賞できます。

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別れ

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穏やかな日々

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人間とは

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この世界を離れて

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陰と陽と私

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陰と陽と私 Ⅱ




コメント

_ しづこ ― 2018/07/27 22:38

鈴木ますみさんの作品、私も以前から、こちらの画像で拝見するたびに、作家ご自身のなんともいえない精神世界を感じます。この混沌とした世界における生きづらさみたいなものも表現されているのかなぁと。絵でも文章でも音楽でも踊りでも、どのようなスタイルであれ、自分だけの内なる世界を他者に伝える術を持っていることに価値があるのだと思います。

埼玉は、連日の酷暑で外出も危険を感じるほどでしたが、昨日今日と、久しぶりに涼しい日々で、ほっとひと息ついております。
今日は「もったいない本舗」に買い取ってもらう本、、段ボール3箱分をようやくまとめました。配送料無料でヤマトが集荷に来てくれて、買取金額に同意すると、口座に振り込んでくれます。すぐに本がたまる我が家はけっこう利用しています。やっぱり本は場所をとるので、いいかげん電子ブックデビューしないといけないと思いつつ…。

_ inada ― 2018/07/28 10:20

昨日はたまたまご本人が画廊におられて、いろいろお話が出来たのはラッキーでした。現在彼女は小学校で各種イベントのデザインや装飾のアドバイザーとして、児童と触れあう機会を楽しんでいるように思えました。

蔵書の処分に手を付けられましたか。私も実は年頭で今年こそは処分すると宣言はしたのですが、半年以上も経って未だにそのままです。くだらないことに打ち込んで、毎日があっという間に過ぎてしまうのに原因があるようです。今は暑いから、涼しくなったら始めるか、などと嘯いていては何事も進まないと分かってはいるのですが・・・。

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