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病院の講座「作業療法士」2018/07/30


定期的に行われている康心会伊豆東部病院の講座に参加してきました。今回の講義は「作業療法士」です。病院のリハビリと言えば作業療法士と理学療法士の名前を思い浮かべることが出来るのは、私としては幸せです。何故なら、もうふた昔も前に、ふとしたことから手に入れたLurlene McDaniel女史の「ドーン・ロッヒェル」という若い人向けの小説の中に度々登場していたからです。

講義では先ず、「作業」とは何か、から始まりました。それは日常の一連の活動の中で個人的な意味や価値を伴った行動であるとして、その上で自分にとって一番大事な意味を持つ作業そのものは何かを見極めること、が第一のポイントだと講師は言います。しかも、その作業を、「やりたい、やらなければならない、やってほしいと期待されている」の3か条に整理した上で、その内のどれかに自分が位置付けられる人は幸せだ、と言うのです。

それでは作業療法士とは何か? それはその3か条に位置付けられなくなった人、大事な「作業」が出来なくなった、つまり日常の基本的な動作能力に、あるいは精神的に、あるいは社会的に挫折した人を支援する専門家だということになります。

また、作業療法士による、ある研究成果を披露してくれました。Well Elderly Study (健常高齢者研究)がそれで、ライフサイクル再構築プログラムを高齢者の集団に実施した結果、プログラム実施前と後とで、格段の効果が数字で表れたということです。具体的には「活力に満ち、健康観UP、社会での役割を遂行出来るようになり、生活の満足感や充実感を得ていた」ということです。

最後に、「作業療法士が描く理想は、すべての人が作業を通し、充実し健康的な生活を送れる社会」だと述べられました。作業療法士に拍手!

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