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大川川沿いの道32019/10/26

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            <MAP6の二股地点>

何度目かのドカーンが聞こえてきたところで、再会を約して別れ更に上を目指す。MAP6まで来ると、道は2分する。左の広い道が椿公園の道だが、今回は大川川沿いを辿って左の道を選んでみた。しかし、川沿いに何軒かの人家を通り越すと道は山道を行くようになり途中で引き返すことにした。

 

               <ススキの道を行く>

元の二股に戻って椿公園への広い道を行く。大川川から遠ざかって中州のようなエリアが現れ、そこに樹木が繁茂して川の流れが見え隠れし始めたと思ったら、いつの間にか支流のような小川が目の前を流れていた。

 

そして間もなく山側にワサビ田が現れた。ちょうど道端で何やら作業中の方に声をかけてみた。棚田にはもちろん豊かな水が流れている。しかも、側溝を走り下る水もある。この秋の台風ではさぞ難儀したことだろうと、その点に話を向けたら、幸いこの辺では豪雨とはならなかったという。狩野川台風の時はこの辺一帯の田圃が全滅し、このワサビ田に切り替えたのは40年前のことだったそうだ。道を挟んだ反対側はミカン畑に替わっている。

 

垣根にカボチャのツルが巻き付いて実を垂らしているのに気が付いた。その実が何とヘチマのような恰好をしている。8月に見高入谷高原温泉で買ったあのカボチャだ!ワサビ田のオーナーの話ではこの品種は繁殖力が強く、一度種を蒔けばどんどん繁殖してゆくと言う。ツルが丈夫なのでキュウリのように栽培できるとも。熟した分を一つ有難く頂いた。薄く適当な大きさに切って天ぷらに揚げて食べると旨いそうだ。

 

竹が沢公園はこの先、約10分で到着。中に入るのは10年ぶりである。前回と比べると、少し荒れた感じがしたのは続いてきたこの秋の台風のせいかも知れない。池は明鏡止水そのものという印象があったが、今回は特にそんな感じはなかった。公園全体の環境、特に樹木に変化があったようだ。

 

 

池の中ほどに東屋を取り壊した跡が残っていた。残念ながら、前回訪れた時に東屋があったかどうかは覚えていない。石伝いにその廃墟に渡ってみても、特別な感慨はなかった。池の周りには散策路がある。だが、深追いしなかった。

 

             <花の散歩道は進入禁止>

公園を出て、このまま進んで人家2軒への枝道を分ければ椿公園への道に合流する。ここには大きな絵の案内板がある。今回は途中まで少し上がって引返すことにした。ただし、絵看板の所で、来た道を戻らずそのまま直進して下ってゆく。間もなく先ほどのワサビ田を上から見下ろすことができる地点に来た。

 (つづく)