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大川川沿いの道2019/10/23

     <大川橋から大川川>
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暑い夏が終わってから、今年は去年以上に不順な天候が続いています。そのなかで今日はいつになく穏やかな天気になるということで、さあ、どこを歩こうかと昨日から探していたのが、今朝になってようやく伊豆大川の大川川沿いに焦点が絞れ、まずは行ってまいりました。暑くもなく寒くもなく、気ままなウォーキングを充分に満喫した一日でした。
    <スタートは「二度山」  正面の山は向山 頂上には別荘団地がある>
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                  <二度山からの伊豆大島>
*** つづく

           

伊豆大川川沿いを歩く2019/10/25

*** 昨日のタイトル「向田川渓流沿いを歩く」は間違いで、「大川川沿いの道を歩く」が正解でした。東伊豆町の「椿公園」の遊歩道が向田川渓流沿いの道でした。お詫びして訂正します。***

 

 

10年前には営業していた「二度山」の食料品店が閉ざされ、その後はその先、135号線沿いを伊東方面に歩いて100メートルくらいの所、左側のコンビニが主役になっている。街道沿いで、しかも駐車場が広いので大型トラックも留められる。客足が絶えることが無いようだ。

 

降車したバス停に戻り、長い石段を上って久しぶりに三島神社に参拝する。石田半兵衛の彫刻が迎えてくれた。参拝後はそのまま神社の脇道を行き、伊豆急大川駅前を過ぎて旧道に上がる。MAP4の二股から5に行く前に大川橋で大川川の流れを見て来ることにした。川幅の広い大川川は川床がコンクリートの石段で敷き詰められ、石段を川水が勢いよく流れ落ちていた。

     <ストレッチャー 伊豆大川ではこの花をよく目にする>

4に戻って、ゆるやかな坂道を上がって行く。大川川ではショベルカーが岩を転がす音を立てていた。多分、このところ続いた強い台風の影響で上流からゴロゴロ転がってきた岩を処理しているのだろう。

 

人家が絶え、ミカンなどの畑に替わって間もなく立派な柿の木が目についた。実が結構付いている。反対側の道端に軽4輪車が留まっていて運転席に人がいた。車内にだいだい色のカキが詰まったケースがのぞいて見える。どうやらこの畑の持ち主らしい。

「立派なカキですね」と、私が言うと、すぐにだみ声が返ってきた。30年前に植えたのだそうだ。“桃栗3年柿8年”と言われているが、実が初めて生ってから20年は栽培出来ていることになる。いきの長い木だ。

 

彼は高校を卒業すると東京に職を求めた。だが、事情があって郷里に戻り農業を継いだのが30年前だった。アッという間だったが10年前に膝を痛めて順天堂で手術した。リハビリでは中伊豆の温泉病院に通い、最後に水中ウォークもやった。レクレーションを兼ねて一週間に一度通うのが楽しみだった。

 

「救急車はここでは伊東に電話するんだ。すぐ隣だから稲取より早いからね」

そう聞いて私は今年の初め頃、伊東からの救急車がピーポピーポと稲取にやって来て、暫くした後に伊東方面へ戻っていったのを思い出した。まさか、稲取から伊東の救急車を呼び寄せたのではあるまいが。

 

ドカーンとフォークの音が聞こえてきて渓流釣りの話になった。ここはアユだけでなくアマゴが面白いとのこと。竹が沢公園の上手で毎年8月の第一週目の日曜日にアマゴのつかみ取りがあって、子供連れの大人も本気になってわあわあやってると言う。この日には大勢来るそうだ。

 

それから最後に、城東地区の城は天城山の城からきていると言う話がおもしろい。地図を見ると、なるほど、八丁池辺りから城東地区を見ればこの地区が天城の東側にあるのがわかる。昔の人は天城山から特別な恩恵を受けてきたことからすると、この説も故無しとすることが出来ない。


つづく

大川川沿いの道32019/10/26

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            <MAP6の二股地点>

何度目かのドカーンが聞こえてきたところで、再会を約して別れ更に上を目指す。MAP6まで来ると、道は2分する。左の広い道が椿公園の道だが、今回は大川川沿いを辿って左の道を選んでみた。しかし、川沿いに何軒かの人家を通り越すと道は山道を行くようになり途中で引き返すことにした。

 

               <ススキの道を行く>

元の二股に戻って椿公園への広い道を行く。大川川から遠ざかって中州のようなエリアが現れ、そこに樹木が繁茂して川の流れが見え隠れし始めたと思ったら、いつの間にか支流のような小川が目の前を流れていた。

 

そして間もなく山側にワサビ田が現れた。ちょうど道端で何やら作業中の方に声をかけてみた。棚田にはもちろん豊かな水が流れている。しかも、側溝を走り下る水もある。この秋の台風ではさぞ難儀したことだろうと、その点に話を向けたら、幸いこの辺では豪雨とはならなかったという。狩野川台風の時はこの辺一帯の田圃が全滅し、このワサビ田に切り替えたのは40年前のことだったそうだ。道を挟んだ反対側はミカン畑に替わっている。

 

垣根にカボチャのツルが巻き付いて実を垂らしているのに気が付いた。その実が何とヘチマのような恰好をしている。8月に見高入谷高原温泉で買ったあのカボチャだ!ワサビ田のオーナーの話ではこの品種は繁殖力が強く、一度種を蒔けばどんどん繁殖してゆくと言う。ツルが丈夫なのでキュウリのように栽培できるとも。熟した分を一つ有難く頂いた。薄く適当な大きさに切って天ぷらに揚げて食べると旨いそうだ。

 

竹が沢公園はこの先、約10分で到着。中に入るのは10年ぶりである。前回と比べると、少し荒れた感じがしたのは続いてきたこの秋の台風のせいかも知れない。池は明鏡止水そのものという印象があったが、今回は特にそんな感じはなかった。公園全体の環境、特に樹木に変化があったようだ。

 

 

池の中ほどに東屋を取り壊した跡が残っていた。残念ながら、前回訪れた時に東屋があったかどうかは覚えていない。石伝いにその廃墟に渡ってみても、特別な感慨はなかった。池の周りには散策路がある。だが、深追いしなかった。

 

             <花の散歩道は進入禁止>

公園を出て、このまま進んで人家2軒への枝道を分ければ椿公園への道に合流する。ここには大きな絵の案内板がある。今回は途中まで少し上がって引返すことにした。ただし、絵看板の所で、来た道を戻らずそのまま直進して下ってゆく。間もなく先ほどのワサビ田を上から見下ろすことができる地点に来た。

 (つづく)

 




大川川ウォーキング最終回2019/10/27

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ワサビ田を見下ろした後は、道なりに大川公民館まで下り坂をゆくだけだ。途中、枝沢が入り込んできてちょっとした情景に浸る。公民館に着いて休憩。時刻は13時少し前だった。所要3時間半だった。時間と体力に余裕があるので、ここからバスには乗らず旧道を北川か熱川まで歩くことにする。

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旧道は何度歩いても楽しい。歩く先々で過去の記憶にめぐりあえて、それがまた新鮮に映る。大川小学校が閉校になり熱川小学校に移った。でも、現在の外観では裏さびた印象は無い。サクラの木の校庭の奥に大島が横たわった構図はまだ生きている。

 

石丁場への懐かしい道を見送って間もなく喫茶店の前を通り過ぎた。いつか寄ってみたいと思っていたが、既に営業を止めた雰囲気。最近はこの前を通るたびに吠えられたワン君の姿を見ない。軽トラが留めてあった。

 

そして次は“ボ泣き石”。この脇の径を下りて国道に出たことがあった。道は途中でストップ。後はガケを下りたりして町道に辿り着いた。当時はどこへでも突っ込んでゆく元気があった。やがて北川の集落を見下ろし、静かな山裾の道を進めば“望洋公園”入口を通過する。そしてついにホテルの並びに来れば“さくら山パーク”入口だ。今回はここから下りて熱川駅をウォーキングの終着駅とすることにした。

歩行距離はトータルで約10キロ。しばらくぶりの“遠出”だった。




志津摩から入谷へ2019/10/28

先週の水曜日に伊豆大川を歩いて以来、少し運動不足気味なのでまた“遠出”してみようと志津摩へ向かいました。とは言うものの志津摩までバスを使いましたから、甘ちゃんですね。

 

志津摩の徳造丸本社ビル脇からスタート。ところが、坂の入口に進入禁止のスタンドが立っているではありませんか! この秋に続いて襲来した台風の影響でしょう。まあ、車両はダメでも人間なら通れるだろうと進入開始。

 

しかし、“侵入”して驚きました。かなりの荒れ様です。

.           ガケが崩れています とりあえず(でしょうね)木を切った痕が生々しい
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                      通れるかな?
                     何とか通れました
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              笹の葉が一面に敷き詰められていました
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                    進行右手は渓流です

          見通しがすっかりよくなりました 水も勢いがあります


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 進行左手の山は向山 大岩が積み重なっています 石切り場があったのも成程

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坂上の”井の際”に上がると、ミカンハウスの屋根はビニールの覆いが外されていました。台風対策でしょうか。みかんの収穫は済んでいましたが。強風の度に外したり付け直したりするのも大変な手間です。

この後は、”荒巻”のハウス群に下りてから”昇り窯”を見て農免道路に上がり、山神社~”稲取アルプス”~中川の畑~国道135に出ました。