細野高原で小屋掛け ― 2019/12/01
来年の秋に「全国草原サミット・シンポジウム」が東伊豆町内で開催されるのに伴って。そのプレ・イベントとして草原会場(細野高原)と漁港会場(こらっしぇ)の2会場でススキを活用したイベントが本日行われました。
草原会場ではシャトルバスが出るということで、当方も、近々三筋山を登る予定でしたので、これ幸いと便乗させてもらうことにしました。今日はお天気も日本気象協会の予想に反して行楽日和となり、今日はハッピーな一日でした。
細野高原のイベント会場では既にススキを使った小さな小屋掛けを製作中でした。二つあるうちの一つは竹を割って組み合わせた骨格のみで、もう一つは半分ほど出来上がっており、係の方がススキを一束ずつ追加していました。
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まだまだススキは楽しめます
後方ではススキを刈る人とそれを幾つか束ねて一つにする作業が続けられ、参加する人たちに提供できるようにすべて態勢が整っていました。すべて若い人たちの活動です。東伊豆町の町おこしNPO法人の主催なのでしょう。
係の方の説明では、全国27カ所ある草原会場で毎年実際にこの小屋掛けをテント代わりに使っているそうです。各メンバーはその技術を見よう見まねで習得してきたと言うことです。現に、若い女性も制作に目の前で取り組んでいました。
<大島の手前に昨日登った浅間山 (同じ尾根の右にチウチン山)>
一通り説明を聞いた後、私は一人三筋山の方へ向かい、約3時間後に戻ってきたときは、一つは完成して子供たちが中に入って遊んでいました。私も中を覗いてみて、風よけには抜群の効果があることが分かりました。
午後3時半を過ぎて、閉会の儀式は勿論小屋掛けの取り壊しです。若い人に混じって子供たちも一緒にお手伝いです。アッという間に片付けも終わり、お開きとなりました。
三筋山系の三角点 ― 2019/12/02
<三筋山山頂から大島 手前の山は左が浅間山で風車の右にチウチン山>
きのうは三筋山の山頂を踏んだ後に、南西の方角に少し下ってから南南西に伸びる尾根へと上り返し、風車が並んでいる平頂の末端まで行って三角点を探してきました。
<三等三角点です>
旧登山道は風車の並びの更に南側の斜面の直下にあったはずですが、そこまでは下りずに平頂をそのままたどってカヤの中をウロウロしたところ、ついに三角点に再会出来ました。以前は旧登山道の見晴らしの良い地点からホンの僅か上がったところに容易に見つけることができたのに、風車が立ったために三角点再会まで少してこずりました。それから、三角点の脇に立っているはずの白い標柱が見つからなかったのは残念です。
樋の口園 ― 2019/12/04
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ミカン狩りやイチゴ狩りの農園は伊豆稲取にありますが、同じ東伊豆町には他にも何軒か観光農園があります。特に奈良本地区には名のある大きな農園が4軒あって、今日はその一つ、「樋の口農園」を訪ねてみました。
先月でしたか、奈良本の「ひのき公園」に遊んだ帰り、京王熱川マンション~伊豆ヘルスケアマンションと左回りに歩き、広い道から南に白田川を赤川橋で渡ったことがありました。その時に右手に農園のミカンが秋の日差しに魅力的に輝いていたのを記憶しています。
奈良本のバス停から送迎車に乗り換えて現地に着くと、「樋の口」さん一家が女房殿と私の二人を迎えてくれました。事務所の中は左にカウンターがあり、正面にミカンはもちろん、お母さん手作りのイチゴジャムやミカンジュース、その他の土産物などが並び、右手奥には長いテーブルとイスがあって、団体客にも配慮されていました。
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この時期は早生ミカンが主力で、あと2週間もすれば温州ミカンが楽しめ、更に年が明ければ、イチゴ狩りが出来るということです。
南斜面の農園の中を上がって行くと、左に地物ミカン、右にハウスが並び、この中はイチゴが白い花を付けていました。上の方から振り返ると、大島が正面にどっかと居座って印象的でした。
穏やかな田園風景ですが、この間の台風では、特に15号の被害が大きかったと言います。ハウスは一棟倒れ、ビニールが破ける被害もあり、ビニールが被ってなかったハウスは作物が荒れていたそうです。台風襲来時は祈るような気持ちでやり過ごしたというお気持ちがよくわかりました。
この農園は祖父が一帯の土地を所有したのが始まりで、お父君が60年前に本格的に農園の経営に乗り出したということでした。その間、自然との闘い、そして調和といろいろなことがあって現在があるわけで、60年の歴史の重みが感じられました。
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