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おとなしくなった?カラス ― 2026/01/16
「最近、カラスの鳴き声があまり聞けなくなったわね」と、女房殿が”のたまった”のはついこの間のことでした。カラスは明け方の”けだるい”ネムケを邪魔する悪党だと言うのです。しかし、”敵”もさるもの、彼らは彼らでちゃんと立派に生き抜いていました。
天王坂から海岸通りに下りた時、その手前でコツコツと音がしたので何かと思ったら、前方の石垣の平たい所で獲物をつついていました。近づいた途端に彼は反応良く舞い上がり、近くの電線に留まりました。そしてジッとこちらを見守っています。
石垣の得物は大きなガマでした。仰向けなのか俯きなのか判然としませんが、どうやら既に固くなった死骸でした。彼が嘴でつついても容易に解体出来なかったのだろうと同情しました。コツコツがコンコンとも聞こえました。
しばらくガマの容態を調べている間、彼は辛抱強くこちらの成り行きを見つめていたに違いないのです。折角の得物なのですから。しかし、そう思った瞬間、彼は東に向かって飛び去りました。未練がましくカアカア鳴きながらではなく一思いに飛び去った感じでした。当方としては、彼に一本とられたという感じでした。
そして二幕目のカラスの登場は稲取大川臨海橋から見た右岸の河口堰の上でした。
オオ!ナント愛の交換をしているではありませんか! 多分当方の出現に気が付いているはずですのに、恥も外聞もなく延々と続けているのです。
左の方が親で右が子どものようでもあり、ゴカイやミミズを与えているようにも見えます。しかし、この状態が長く続いているのです。やっぱり左彼女、右彼氏でしょうよ。野鳥は彼女の方が彼氏より大きいですからね。
まあ、ここは他人(ひと)の恋路の邪魔をしてはいけません。尻尾(しっぽ)を巻いてさっさと東ではなく西へ消えましょう!
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