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カエル2022/03/23

ミカン畑にはコンクリートの貯水槽をよく見かけます。そしてその脇に小さな溜池があるのが今回のお話です。この溜池にカエルが浮かんでいたのです。この溜池の脇の道は急な坂道で、私は水下・入谷を歩くときによく通ります。


拡大してみました。
数年前のことですが、この池にキンギョが浮かんでいたことがありました。実は、このミカン畑のオーナーのお孫さんがお祭りか何かのキンギョすくいで得たかなりの数のキンギョの処置に困って、殆ど使われていないこの小さな溜池に放流したと、この家のおバアさんから直接聞いたことがありました。その後、この池には水の中にキンギョが浮かんでいただけでしたので、文化公園の管理人さんの許可をもらって幾株かホテイアオイを移植したことがありました。勝手なことをして申し訳なかったですが。

それでも、暫くの間は薄紫のきれいな花が咲き、金魚も喜んでいたように見えていたりして鑑賞に耐える役割を果たしてくれました。ところが、花の時期が終わった後、暫くしてホテイアオイ草の繁殖が急速に進み、池の表面を完全に覆ってしまってキンギョの姿が殆ど見えなくなってしまいました。そこで、ここを通る度に棒切れで少しずつ掬い取ったりしたものです。

それから何年か経ってホテイアオイも金魚も姿を消しました。最近では池の表面がこけのようなもので覆われたままになっておりました。そうした矢先、この池にカエルが浮かんでいるのを見つけたのです。最初は全く動かなかったものですから、死んで浮かんでいるように見えました。そこで小石を手前に落としたら、さすがに反応して向きを変え両脚を曲げて泳ぐ体制をとりました。死んでいるどころか、元気そのものです。でも、結局は初めからの居場所に落ち着いたようでした。
           小石を落としたら向きを変えました




実はこの貯水槽の上にはミカンの枝が伸びていて、何年か前に白い卵塊が生みつけられているのを見たことがあります。しかもその近くでモリアオガエルが鳴き声をあげていました。常在の棲みかシラヌタの池から引っ越して来たかと驚いたものです。その後には、この小さな溜池の縁に孵化したばかりのような1センチ大のカエルの赤ん坊がじっとしているのも見たことがあります。

モリアオガエルは文字通り背中が青い色でした。今回のこのカエルはカーキー色です。カエルは体の色を周りの条件によって変えるそうですから、やはりモリアオガエルなのでしょうか?



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