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またまたヤッチマッタ! なに、大したことではありません。実は、SDカード入ってなかったのです、カメラの中に。このところ暫くの間、前もって確かめてから外出を心がけていましたので何とかなっていたのにです。今月これで2回目。少し心配になってきました。そんなわけで、今回は地図だけで写真はありません。
さて、先日の話です。
国道稲取桟橋から長坂(B~C)に入って間もなくでアラコ道(C~Ⅹ~Y)を行き、伊豆大島が浮かぶビューポイント(X)まで来たら、ミモザが満開になっていました。ここで写真を撮っていたら(?)、赤いヤッケの紳士が後ろから声をかけてくれました。思わず、「ミモザが満開なんでね」と応答すると、彼は笑顔を見せて軽快な歩調をそのままに通り過ぎました。私のようなブラブラ散歩でなく逞しくも軽快なウォーキングです。間もなく曲がり角で姿を消しました。
その後私がとったコースは、"堂の前”の賽の神さまに軽く会釈して入谷口(E)に向かいました。そして、下り坂に入って間もなく左手から先ほどの紳士が上って来た(彼が辿ったコースはX~Y~Z~X)ではありませんか!3周目に入ったのだと言います。聞けば、1万歩がノルマなのだそうです。歩幅50センチで約5キロ。私が時々歩くミカンワイナリからヨカサカ~柚久保道経由で入谷~国道の距離が約5キロです。今や毎日のノルマには出来ません。彼はお顔を拝見した限りでは70才前後と見受けたのですが、昭和22年生れと聞いて当方より7歳もお若い78歳でした。
実は、2年前に大腸ガンの手術をしたのをキッカケに、このままではいけないと奮起して予定が無い日は去年からノルマを課してきたと言います。それから、私が山歩きが好きで日本全国歩き回って来たと言うと、奥方がやはり山好きで槍穂高などのアルプスの山によく通っていたそうです。だが、10年前に乳がんで亡くなったと聞いて残念。
彼の話はまだまだ続きます。彼の行きつけの病院は某有名病院でした。検査も定期的に受けて万全だと思っていました。ところがある日、腹痛がなかなか収まらないので病院に行ったところ、検査で大きなコブシ大のガンが見つかったそうです。このガンが腸を塞いでいたのでした。緊急入院して即手術、12センチ余りの大腸を切り取ったということでした。それにしても、普段の主治医からは血液検査を何度もリクエストされたが、この医師は何とかという検査項目の値だけしか見ず、大腸がんのマーカーCEAやCA199の、そんなマーカーは検査項目に入っていなかったと言って憤慨していました。
しかし、このマーカーは大腸ガンの疑いがあった時に登場するのであって、大腸に限らず胃腸なども健康診断などで異常があった時、内視鏡などの精密検査を受けるという流れになるのが普通ですね。或いは、50歳を過ぎたら、胃と大腸については異常が無くても少なくとも3,4年に一度は内視鏡検査を受けるべきだと思います。私の場合は、胃腸については内視鏡を度々入れていたが、大腸については検査前の準備として飲まなければならない大量の準備薬液(2リットルの腸管洗浄剤)を前にして“畏れ慄き”検査をキャンセルしてしまったのであります。その結果がステージ2まで進んでしまった直腸ガンだったのです。つまり、自己責任としての結果だったのです。
病気の自覚症状がない患者を前にして会社や町の健診のデーター申告を受けていない医師としては、血液検査をする場合は一般的な検査項目をもとにするしかないだろうと思います。例えば、コレステロールについてはLDLが高い人にはそれなりのチェック項目はあるでしょうが、それだけでいきなり大腸に内視鏡を使った検査を指示することはないでしょう。健診の結果、大便に血液反応があったということで内視鏡検査が必要になるわけです。
いずれにしても、現在の彼がそれまで無頓着だった運動に目を向けて、日々ノルマを負って頑張っていることは評価できます。しかもにこやかで明るい表情が毎日を豊かに過ごしていることを物語っています。大切な人を失ったり、自身、大病を経験して今尚その予後を思い惑うこともないこの方の秘密はどこにあるのか、趣味を含めて次回お会いしたらその秘密を是非聞いてみたいと思っています。




















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