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港の風景2012/05/20


薄曇りの今日は海岸線の散歩にうってつけです。久しぶりに稲取漁港~〝はなれ″へと回ってみましょう。

常盤露草


天王さんの坂を下りて行くと先ずは白い小さな花が迎えてくれます。トキワツユクサ(常盤露草)。この花は比較的薄暗い道端に群生しています。雰囲気がドクダミに似ていますが、それほどの強烈な匂いはなく、花びらが3枚で、ドクダミは4枚です。トキワツユクサは稲取では群青色の“真打”ツユクサが登場する前の“露払い”のような花です。
 


ゼニアオイ


海岸通りにくだり、更に漁協小屋へと降りると右手の土手にゼニアオイがいっぱい群生していました。ハート型の花びらに濃いピンク色の筋が幾つもついて綺麗な花です。朝9時。小屋のほうでは、今日は殆どの船が漁に出ていて未だ小屋に人影はありません。
 


役場前から市場前へと通り、徳造丸の本店前を過ぎて新しい船揚場に出ます。現在進んでいる道路拡張工事は日曜日でお休み。大仏様の背を回り込んで辺りを“睥睨”してみると、拡張される道路の全体像が見えてきました。しっかりした基礎工事をしているようです。



「岬の館」の前から海岸遊歩道に上がってホテル「浜の湯」方面に向います。杖をついて歩行訓練を繰り返すおじいさんにまた会いました。この方はこの遊歩道を何回か往復するのを日課にしています。なかなか出来ることではありません。
 


子どもの頃、バリカン山から“田の上”に鉄索を使って芝草などを運んでいるのを度々見たと言います。西町の実家からバリカン山へは成就寺を通って上ったそうです。
 


この海岸遊歩道からバリカン山の背後にちょっとだけ姿を見せている山があります。先日、「水生の庄」の背後から尾根を辿った434m峰です。おじいさんはその山へキノコ採りに行った話しをしてくれました。当時ガキ大将で、ある日、下級生を従えて行った帰りが遅くなり、巷で大騒ぎになったことがあったそうです。えらくシボラレタとか。
 


現在、アニマルキングダムのゴルフ練習場がある辺りの窪地が見えたと言いますから、多分、あの山でしょう。当時は松林だったそうで、獲物はマツタケだったわけです。ところで、この方はこの山の辺りを“チュウチン”と呼んでいたと言いますが、私が聞いていた場所とは異なっています。真偽はどうなのか、また宿題ができました。
 


さて、おじいさんと別れて浜の湯の前から磯へ降ります。今日はずいぶん汐が引いています。水際で磯ものを探している人の姿が何人かありました。“はなれ”まわりの足下はいつになく歩きやすく、冒険する気もおきません。“はなれ”にも簡単に立ちました。




長い竿を持ったオジサンが岩を覗いているので訊いてみると、今日はタカガニが目的だとのこと。かなりの年配の割には器用に岩から岩へと飛び移っています。
 


ふと、水際の岩の間を覗いたら、あの“カメノテ”が岩に付いているのを見つけました。自分で見つけたのは初めてです。綺麗な色をしています。しかし、手では簡単に掴み取れません。何かヘラのようなものがないとダメですね。

 


“はなれ”から「いなとり荘」へ向かう途中、例の土砂崩れの現場を見てきました。この前来た時より崩壊が進んだようです。あれからまた大雨が続いたことから、更に崩れたのでしょう。満潮のとき、通れなくなるかもしれません。ちょっと心配です。


 


崩れた場所から更に進んだガケ際に黄色い初々しい花のかたまりが。

磯歩きで汗びっしょりになりました。
* ネットで調べたら、トウダイグサ科のイワタイゲキという名前のようです。(5/22)