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トベラ ― 2021/12/13
一昨日歩いた水下の最奥、「イノキワ」で小さな実がたくさん生った低木が何という名か仲間から質問を受けました。薄黄色の小さな実と、その周りに実がはじけて赤い実がとび出しているのもあります。肉厚の葉っぱが見たことある形をしています。なんとなく”あれ”だと思いましたが、とっさに名前が出てきません。生垣などにシャリンバイと一緒によく見かける花木です。
今、それを思い出して調べたら、やはりトベラでした。花としては小さな白い花を咲かせてシャリンバイなどとお馴染みです。ただ、後者に比べてどちらかと言えば地味な花なので、興味はシャリンバイの方に偏っていました。”トベラ”の名が出てこなかったのも私の頭には深い印象が刻まれていなかったからでしょう。しかも、近頃では記憶の細胞が少しずつ壊れていってるようで、それこそ大きな原因かも知れません。
ついでに、トベラは”扉”と書くそうで、2月の節分にこの枝を扉にはさんで邪気を払う風習から、時を経てトビラがトベラと呼ばれるようになったということです。赤いねばねばの実は種でコトリが好んで食べるそうです。
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