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もう一度クロカンの桜 ― 2019/04/16
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今日はもったいないほどの良いお天気。ところが、朝、何回目かの目覚めのあと、もうひと寝入りと欲張ったため、寝坊してしまいました。仕方なく、午後からの散歩となりましたが、クロカンコースに上がってみました。
午前中はいつも歩く人、走る人、ベンチでゆっくりする人たち、人それぞれに過ごしています。駐車場にもかなりの台数の車が駐車してますが、午後には広いこのコースも閑散として静かなものです。さくらもかなり散って、芝生は花びらでいっぱいです。それでも、まだまだ花は楽しめます。こんな感じも好いものです。
こんな時にはいつも浮かんでくるのが、
兼好法師の「花は盛りに 月はくまなきをのみ 見るものかは」とか、
歌では、
「久方の光のどけき春の日に しずこころなく花の散るらん」
ついでに、盛りの時の、
「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」
「願わくば花のもとにて春死なん そのきさらぎの望月のころ」
人の姿もなく静かな山の中で、チラチラと落ちて来る花びらを目の前にして、先人の詠んだ歌などをあらためて味わうのもオツなものですよ。今がちょうど良い時期です。
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