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細野高原2021/07/07

梅雨真っただ中でも今日は日中に雨は免れそうです。朝の空模様だけでなく、テレビの天気情報やPCのお天気検索でも曇ではあっても雨マークはありません。それではと、早速外へ飛び出しました。 

いつものように計画なしの即断です。従って、昼飯の調達をしなければなりません。ルートは次のように設定。

国道入谷橋際のコンビニ~長坂~大長坂~栄昌院で入谷道~山神社先のJA倉庫前で休憩~ここで思案六法、結局、大久保橋は渡らず、そのまま入谷道を行くことにしました。

先ずは栄昌院まで上ると、お寺さんの生垣に白いガクアジサイの花が目に付きました。細野高原ではアジサイは今どうだろうかという楽しみが本日のテーマに浮上しました。入谷道に出て坂を少し上がった所で、庭を掃除しているオバサンがいました。早速声を掛けます。
「風がなま暖かいですね」と私。すると、
「こういう日は雨になるのよ、きっと。三筋山を登るの?」と笑いながらの返事です。すかさず、たった今見つけた栄昌院の綺麗なアジサイを念頭に、
「そこまで行く元気はなく、細野高原のアジサイならまだ見ごろなのではと思って」
すると彼女は「昔はアツモリソウが天城でたくさん咲いていたのよ。今ではあまり見られなくなったらしいけど。珍しい花は盗掘されちゃうのよね」

                山神社前から  背景は大峰山
アツモリソウが天城にあったんだ。しかし私は写真でしかこの花を見たことはない。天城を歩く機会があったら、気を付けてみようなどと思いながら、ようやく山神社前を通過したのでした。石仏群の前の自販機でスポーツドリンクを買って、さあ、あらためて長い上り坂をゆきます。家を出たのが9時50分.。山神社前が11時ごろ。買物や道草を食ったことを差し引いても1時間近くかかっている。まあ、でも急ぐことはない。

               ほぼ20メートルの沿道を飾るシラン
ヨカサカの横の石垣にはヒメヒオウギズイセンが今年もスゴイ。年々繁殖が進んでいるようです。ホタルブクロもまだ頑張ってます。おや、この小さい花を幾つか付けてなよなよしいのはセリに違いない。やっぱりニンジンの葉と同じ格好をしてます。ニンジンはこんな花を咲かせるんだ!  (註)写真の赤い花をシランと書きましたが、ヒメヒオウギズイセンの間違いでした。お詫びして訂正いたします。

それから5分で大川を渡る橋に到着。ここを渡って左手の尾根道を上れば独活峰です。この橋のたもとに看板が立っていました。これから向かう「中の平」の貯水池工事による迂回路の案内です。ただし、貯水池前の道の工事で、入谷道の工事ではありませんから、直進はOKです。

この看板の表示について一言。この図によると、アザミ原は入谷道の東側になっています。そして「中の平」は更にその東の位置づけです。現在、アザミガハラ団地は入谷道の西側にあり、入谷道沿いの東側が「中の平」と呼ばれています。以前にも触れたことがありますが、昔、田圃を確保するために拓かれたのが「中の平」及び貯水池です。この図では少し位置がずれていますね。この看板表示に誤りがなければ少なくとも、アザミガハラ別荘団地の名前は開発業者による宣伝などのための恣意的な名付けをした(例えば熱川から遠く離れた稲取ゴルフ場の隣の「南熱川別荘地」)ということになると思います。しかし、後世、「中の平」の田圃が拓かれたとき、何故、アザミ原の田圃としなかったのか、疑問が残ります。
 (つづく)