<><><><><><><><><><><><><><><><><><>

子浦日和山遊歩道その32022/11/24

更に先へ進んで鏡鼻と言われる根を往復した。根の先端に立つた所は展望所となっており、妻良漁港内が一望に開ける。駿河湾に面した防波堤はすぐ目の前だ。ベンチもありひと休み出来た。そして更に次の分岐から少し手ごわいルートを行くのが「ころばし地蔵」である。このルートはジオサイトの面目躍如たるもの。分岐から35分ほどで3基の地蔵尊に到着。やはりかなり浸蝕されていた。スタート地点の先ほどの看板に「その昔遊女が客を引き留めるために地蔵を転がして逆にご利益を利用したという」と書かれているが、お地蔵様を転がすほど風が強かったので、風待ち港として子浦の宿が転ばした話を考え出したのだろう。

                 鏡鼻の途中で

コロバシ地蔵からの景観

分岐点に戻ってまた急登を我慢し、約30で展望所に到着。ここにはベンチが二つあった。12時を少し過ぎて昼食休憩。標高200m以上はある展望所は勿論雄大な眺めを満喫できた。妻良港、そして子浦港が堤防の先に見えた。しかし、その後にうっかりして「ひよみの灯跡」と日和山は何時の間にか通過していたのを、その先の慈母観音像を目の当たりにして初めて気が付いた。やはりマップを印刷してくるべきだった。従って、三角点の確認も出来なかったわけである。ちなみに日和山という名は、漁師が漁に出られる天気状態か否かを確認するために登ったところから付いたのだそうだ。

道なりに歩いて出た所が国道136で、ここには峠の茶屋が建っていた。但し閉店(?)していた。この地点から国道と別れて子浦の集落に下る道を行く。途中、立派過ぎる建物があった。ドライブウェー入口の看板には旧三浜小学校と書かれていて、少なからずイメージが違い過ぎるので驚いた。今は町のイベントなどに使われているようだが。町なかに入ると、ギッシリと建てこんだ民家の中にĪ氏が目ざとくアイスクリーム店を見つけた。ここでアイスクリーム舐めながらオバちゃんから聞いた話が三浜小学校の話だった。何と、校舎が竣工し学校が再び始まって僅か2年後に閉校になったというではないか!彼女の話では児童数が減少したからだそうだ。しかし、こんなウソのような話を今時信じることが出来るだろうか?学校の工事が仮に1年かかったとして、3年前に当局及び町会議員たちがその減少を予想出来なかったはずはない。この短い流れはどう見てもキナくさい。しかし、告発するほどのこともなく、子浦の住民の方々が充分な説明を受けて納得したのなら話は別だが。 

それから、観光協会の駐車場に車を置いたと云うとオバちゃんが、あそこは有料駐車場と教えてくれた。駐車場に戻ると管理人が朝と同じく不在のため、料金を投入しようとしたが事務所のドアが開かなかったので帰宅してから郵送しておいた。 おわり