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姿を現した温泉櫓 ― 2020/04/27
久し振りに黒根の坂を下り、伊豆急線の黒根トンネル入り口を過ぎて間もなく釣り宿の少し手前の向かい側、線路と切り立った崖との間に温泉櫓があるのに気が付きました。10年以上もこの通りを歩いているというのに今日が初めての発見です。立木だか竹藪だかの陰に隠れていたらしい。
近くの知人に聞くと、なんでも、この上の県道脇で商売していた人が温泉目当てに掘削を進めたらしい。伊豆急線が開通(昭和36年)した後ということですから、古い話ではありません。世の中、神武だかイザナギだかの景気に沸いたころです。しかし、結果は成功しなかったそうです。お隣の片瀬や白田の海岸沿いでは温泉が出てるのに。
もし、温泉掘削に成功していたら、この辺も上の県道沿いも今とは変わっていたかも知れませんね。
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