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観音山ハイク???2022/03/11

河津に観音山という標高653mの低山があります。いわゆる里山ですね。里からだいぶ奥にある山で、「わくわくの森公園」の「鉢の山」の少し北西に位置してます。今日は仲間と久しぶりにそこを訪ねてみました。

しかし、です。結果は”惨憺”たるものでした。実は林道からの取りつき、詰まり、入口を見過ごし、しかも高度をかなり稼いだ末にようやく”おかしい”と気付いて引き換えしたのであります。梨本から林道に入り、公民館の駐車場を借りて歩き始めてから約3時間後のことでした。

結局、今回の山歩きは断念して下山することにしたのでした。この山の経験者は私だけ。それも2回歩いているのに、このていたらく。もっともだいぶ前の話ですが。
林道わきのこの看板を5名全員が”見た”はずでした。
そこからかなり先のこの看板が”登尾歩道”で、これを通過するとき、”おかしいな”と気付き始めました。それでも敢えて1キロくらい歩き、大規模な護岸工事が行われた跡を目の当たりにして漸く引き返す決断となったのであります。やんぬるかな!


ジンパクの滝2022/03/13

総勢5人が細い林道を歩いて観音山の取りつき点を見過ごしたなんて、みっともない話は他に聞いたことありません。それを私たちは現にやってしまった!黙々と歩くのでなく、みんなで話をしながら歩くと言うのが、認知症対策に大きな意味を持つ、というのは理解できますが、その結果、本来の目的を失するようでは本末転倒と言わざるを得ませんね。ところで、今回の山歩きには滝探しという別の楽しみがありました。「ジンパクの滝」と「オンタの滝」の見学です。

車を公民館の敷地に置いて先ずは「ジンパクの滝」探しに下りてゆきました。案内板はありません。河津観光協会の略図を参照しながら奥原川沿いの道をたどりました。谷に下りたら、「もりざく橋 橋脚崩落につき通行止め」の看板が立っていて、川は渡れません。でも、滝を見るには渡る必要はないはずなので上流に向かって少しゆくと、道はストップ。その先に道はありません。川は水の流れが全くなく涸れ沢の状態で、急な落差のある場所も見当たりません。今回はこれ以上の探索はあきらめて公民館まで戻りました。「橋脚崩落現場」まで結構下ったのですよ。上り返しがウラメシイ。

途中、民家の前に老婆の姿があったので、声を掛けました。すると、この滝はなんと公民館の脇から覗くことが出来るというではありませんか!ガックリ!ただし、公民館脇から谷を覗いても立木が邪魔して見ることが出来ませんでした。これにて今回の滝見については水の流れがないこともあり、もう一つの「オンタの滝」を残して全員、戦意喪失と相成ったのでした。振り返れば、この日はすべてうまくいかない”仏滅”の日だったようです。実際には大安の日だったのに。

せめて一つの慰めは、老婆が語ってくれた話の一つに面白い話があったことです。梨本から奥原地区には石仏が多いこと。特に観音山石仏群の周りではその石仏を観光登山客が帰りに背負って帰ることが度々あったということ。


それからもう一つ。今年の春の伊豆は降雨が少なかったせいか、奥原川の河原に水の流れがこの辺では見られなかったのですが、民家の脇に引き込まれたパイプから水が”かけ流し”の状態にあったのは一つの発見だったと思っています。上流では所々で沢水の流れがありました。
パイプから水がチョロチョロ。公民館の上の方にも立派な導管を通して水が流れ落ちていました。上佐ケ野といい、奥原地区といい、水が豊かな土地柄です。奥のほうには泉奥原という名称があります。

ジンチョウゲをこの春初めて発見!

ミツマタ2022/03/14

谷から上がって公民館前に戻ったのが9時頃。全員気を取り直して”わいがや”で1時間ちょっと歩いたところでミツマタの黄色い花木を見つけました。これもジンチョウゲ科の植物だそうですね。樹皮が和紙の原料になるほど繊維が強いらしい。
            枝が三又になってます。

その15分後には国有林の看板。そして竜爪橋に着いたのがその2分後の10時40分。この時点で既に観音山入口を通り過ぎていたことになります。この橋の所ではチェーンバリアで進入禁止になっておりました。

さすがにおかしいと思いながらも、取りつき点を見過ごしてしまったがゆえに、この先を信じて戻ることは考えておりませんでした。もし戻っていれば、15分後には観音山入口に立つことが出来、初期の目的を、つまり登山を完結することが出来たのですが。

帰路、取りつき点を見つけたのは2時間15分後の13時でした。その間に30分の食事時間を引くと1時間45分、つまり、竜爪橋から約1時間も先を辿った、即ち、無駄に歩いたことになります。でも、この途中に「登り尾歩道」を見つけたのは大きな収穫でした。先年、登り尾山の下山で、はからずも泉奥原に下りた際、この道を下りてきた可能性があるからです。当時登り尾歩道は大半が失われた道でした。今はどう変わっているか今後の楽しみです。

タラノメ2022/03/15

東京都の最高峰は雲取山です。2千メートル級の山で、山歩きを始めた頃はせっせとこの山に足を向けたものです。利用した電車はJR奥多摩駅か西武秩父駅でした。或る時、そのどちらの駅か、今では記憶があいまいになって定かではありませんが、帰りにタラノメを買って帰ったことがありました。その晩、家で天ぷらにしてもらって食べたら、山菜でこんなに旨いものは他にないと思うほど美味だったことを今でも覚えています。その後、その駅を利用した時は必ずタラノメをお土産にしたものでした。

きょうの稲取は午前中で24度もあり、強風でも汗ばむほどでした。例によってコトリのランドマークに上がって、ベンチで暫く休んでから下山。途中、見つけたのがタラノメでした。細い茎のテッペンにほんの少しだけ緑が芽生えて新たな生命の誕生を思わせます。”身ごもって”いるのは約5センチです。鋭い刺のある全長は1メートルくらいのもので、まだ若木でしょうか。あるいは、毎年摘み取られて枝の成長が阻害され、このくらいの状態を繰り返してきたのでしょうか?

あまり歩かれない山道脇にたった一本だけのタラノメ。この新芽がいつまで保たれているか、今後も注目してゆきたいと思います。
私が良く参照する「季節の花300」のサイトによると、タラの木は「ウコギ科」の植物で山野に生えて高木になるそうです。また、胃腸病や関節痛に薬効があるらしい。

ワクチン3回目2022/03/16


                  今朝歩いた黒根の坂で
新型コロナウイルスのワクチン3回目の接種を本日終えてきました。さすがに3回目ともなると、会場の役場側も人の流れをスムーズに処理出来ていたようでした。しかし、伊豆半島では毎日の感染者数が現在高止まりしていることを考えると、2回目の接種後、8カ月経ってからではなく、もっと早めの接種をしてほしかったでね。

やはり、こうした事案ではお役所仕事ではカッタルイ。民間の病院に任せればもっとてきぱきと事が進んだと思うのですが。たかがワクチン接種で書類が多すぎるし、従って事務処理などで日数もかかり過ぎ。

医療関係者ではないのに、かかりつけの病院で先月既に3回目の接種を終えた人がいます。そういうことが可能だったなら、なぜ早くからPRをしなかったのでしょうかね。高齢者には特にかかりつけの病院がある人が多いでしょうに。