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再挑戦2022/04/23

きのうのつづき
そこで、一日置いたきのうは図らずも好いお天気。モヤモヤをスッキリさせようと、もう一度トライしてまいりました。
⑴ のぼりの分岐で山側をとること。
⑵ 下りの尾根を何故間違えたか。
以上のテーマをクリアしてから、坂戸集落に直接下山してみました。

前日は夜間に激しい雨が降ったそうで、林道は切り開いただけの道なので足もとは少しゆるんでいました。ところどころで幾分土が削り取られて滑らないように注意してゆきます。さて、間もなく広い林道が終わり、上と下の分岐点に到着。
この写真は20(水)の撮影。この写真からも大抵は下の道を取ると思います。古くからのしっかりした道に見えます。これを詰めたら、暫くして谷川へ下り倒木や倒竹をまたいで小尾根の裾を左~右へと回り込むと、その先はますます荒れた状態です。上を見ると林が透けています。多分、先ほどの分岐からの道だと判断して急な小尾根を上りきった先に、やはり右から上がってきた道が目の前に。そして目の前の立木に赤いハチマキを発見したのを覚えています。

ところが、きのうは分岐を上にとって進んでも、この地点と思われる場所に赤いハチマキがありませんでした。這い上がった場所らしいところをこの先、探して歩いたものの、”証拠”は残念ながら見つからず、結局、この先を詰めて石仏が安置された遊歩道に着いてしまいました。しかしながら、”分岐点”からマップの X 地点までトレース出来たということで、第1の案件はクリアされたということにしましょう。

次に、2番目の問題です。
谷側から這い上がった ✕ 地点と石仏の置かれた遊歩道まではほぼ標高270m位の上下のない道です。時間を測ってみました。X-B間は2分でB-A間は1分足らずです。いずれも至近距離にあることがわかります。それと、上ってきたときの分岐点からの山側の尾根は谷側に下りた時には一つ上の尾根という思い込みがあったのは確かで、それが2分しかない尾根の違いを、帰りの下山時に意識できなかったことに繋がったのではないか、と実際に二度目のトレースをしながら感じたのでした。

さあ、これでこの案件は納得ということにして、次は坂戸集落への下山に気持ちを切り替えました。あらためて A から X の三玄寺へ下山する尾根に戻り、この尾根の源頭と言える 4 まで上ることにしました。かなり急な斜面に少々手こずり、ルートを選ぶのに気をつかい、北へ落ちる尾根を探します。

遊歩道上の坂戸・国道・山頂の分岐点(石仏)のちょうど真上辺りから北側へ回り込むと、古い道形が見つかり、藪を分けてその先の尾根を下ります。コンパスが北を指しているのを確認してから下山を始めました。暫くは道形は失われ、従って尾根を外さないよう注意して下ってゆきます。マップで読む以上に急な部分があり立木につかまって慎重に下ってゆきました。そして 5 の先まで来たところ、前方に電柵が左右に伸びているのを見つけました。どうやら竹林を取り巻いているようです。里まで下りてきたのです。



これにて、帰りの13時のバスに間に合うことを確信しました。これを逃すと次は17時半なので駅まで2時間は歩かねばなりません。前回歩いたように覚悟はしていたのですが、こうなったら、もう何が何でもバスです。

ついに平らな敷地にしっかりした建物を目の前にしました。手前に石造物が何体かたっています。でも、お寺や神社の風格はありません。強いていえば、お神楽などの舞台かな?倉庫にしては大きすぎます。里人に会ったら聞いてみましょう。

細く急な石段を降り、ちょうど沢が落ち込む車道(6)に降り立ったのが12時25分。バスに間に合うまであと35分。坂戸口に戻ったのが12時40分。折から下田~河津自動車道建設工事中の国道を炎天下必死に歩き、北の沢橋を渡って「下出前」のバスストップにゴール。13時10分前でした。