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藤が沢2021/05/15



藤が沢にかかる橋まで来ました。今回はイチゴ農家のKさんの姿がありません。沢から引水してきたパイプから水が勢いよく迸り出ている音だけの静かな深山といった感じです。ここに来て今まで横目に通り過ぎていた沢沿いの細い道を急に歩いてみる気になりました。どこまで道は通じているか行けるだけ行ってみようというわけです。

沢沿いの道は手入れこそしていない感じですが、雑草に邪魔されることもなくまずまず快適に歩けます。ただ、沢の中は倒竹などでやはり荒れていました。岩もゴロゴロしています。

暫くして竹林から樹木に環境が変わった所で、前方に軽4輪車が現れました。青い車の先にもう一台の白い車もありました。近づいてみるとナンバーは付いているものの、錆びついた廃車です。この状況ではこの先の通過は無理かも。

案のじょう、倒木の先はボサ道のようです。

今回は無理せず引き上げることにしました。橋まで戻ったときライトバンが一台現れ、60才前後のカップルが車から降りてホースの修理を始めました。沢から引っ張ってきている導管と、それに繋げたホースとの綻びを直すためです。持ってきたテープや針金などを使って、二人で手際よくあっという間に修理完了です。これならタンクに水を入れて、パイプで引水できない畑に運ぶことが出来ます。

一息ついたところで、話を聞きました。この藤が沢沿いの道は、昔は細々とした道が北側の稲取の農免道路にまで確かに通じていたが、現在は畑を維持する人もいなくなり道は荒れ放題になっているとのこと。稲取側の農免道路に出るのなら、茶の平を経由して萩窪か、荒巻に下りて向畑に出るしかないということでした。残念!

国土地理院の地図ではX地点から道は記入されていない。 (つづく)