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カグラ岩2010/12/19

カグラ岩

これは観音様のお顔?
稲取の子どもたちが港や海岸で遊んだという石(岩)の存在を、私が知ったのは「遷喬-稲小百年史」を読み進めていた時のことでした。その数は何と、18個もあるではありませんか!

それらの岩にはヤンメ石、タボ石、トンガリ、インボ石、ハサミ石、カグラ石・・・、というように面白い名前がついていて、いやがうえにも想像をかきたてられたものです。ただし、港は道路拡張で狭くなり、今では残っている石も少なくなっているようです。

なかでも、ハサミ石、カグラ石(岩)はいろいろな人から話を聞きました。この二つはいずれも海岸にあり、それも旧国道が崩れて見参するのはすこぶる危険だということでした。

また、同時に旧国道と下田街道(東浦路)がどう走っていたのか、ということにも興味があって、先ず黒根の坂下の崩れた旧国道を途中までたどったこともありました。そして次に、新トモロトンネル側からたどってみようということで、隔離病棟から国道の下をくぐって旧国道に出たところで、ハサミ石を初めて眼下に見ることができたのです。

結局、崩れた旧国道をたどるのはそのときで終わりにして、次回にハサミ石に挑戦し、運良く降り口を見つけることが出来ました。

ところが、カグラ岩のほうはより高いところからの下降ということもあって、海岸に下りるのは不可能だと考えておりました。それよりも、東浦路をたどることのほうに興味が移っていたのです。もっとも、未だにその決行はしておりませんが。

そのカグラ岩見参が不可能でないと知ったのが、Mさんの「伊豆(南豆のやま)」でした。
http://blog.goo.ne.jp/nanzunoyama/
そうして、本日ようやく気合が入ってトモロ岬を下ることになったのです。

しかし、旧稲取灯台からの下降点がわかりません。手前の家の脇から細い道を下ったのは正解でしたが、お花畑の下から薮をわけ、木につかまりながらズルズルと降りてゆき、いよいよ絶壁の間際に来たと思われた場所で、とうとうギブアップ。

その地点から右のほうに神楽岩が木の間に見え、左には四筋もの岩礁のつながりが飛び石に伸びていました。それから這い上がって少し戻ってから、突然、Mさんの「尾根筋」を下った話を思い出し、横に進んで尾根に出たところ、何とトラロープが下がっているではありませんか!

あとはもうガッチリつかまりながらも勇躍して降りてゆきました。ついに目の前が開けてカグラ岩を見下ろしたときには、そこは神の庭ではないのか、と体が震える思いでした。


これはライオン?

これはやさしいオバアサン?

これはインディアンの酋長?

こちらはリトルチャロならぬラージチャロ?

降りたところには赤いペンキ印が安全な石だと教えてくれているようでした。もっとも、全幅の信頼をしてはいけませんが。

なつかしいハサミ石。がけ上にはエンゼルリゾートマンションが。

東のほうの岸壁。

カグラ岩との間は3メートルくらいあり、渡ることは不可能でした。海水が渦巻いて足をとられそうです。安全に渡るには何か方法を考え出さねばなりません。

何やら人工物が見えます。

拡大すると、展望台のようなもの?

命綱。カラビナのようなものでしっかりと固定されていました。