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奈良本の図書館2024/03/13

きょうは音読教室に参加。
ロビーを通過する時、熱川小学校5年生の版画の作品が目を惹きました。それぞれ読んだ本のワンシーンを版画に仕立てたものです。全25作品を並べて見ると、子どもたちの想像力が如何に豊かなものであるか改めて感じ入った次第です。








熱川小学校でバザー2023/02/26


図書館の駐車場はサクラが満開。三筋山や天城山の尾根が所々で頭を出して…。

東伊豆町の奈良本に町立の図書館が出来て30周年だそうで、その記念のイベントが今日開かれました。先ずは熱川小学校でバザーがあり、午後になってから図書館で講談の出し物がありました。

30年もの長い間、地域文化の中心として町民、特に児童の啓発に果たした役割は多大なものがあったに違いありません。それは当図書館の活動の一端に恩恵を受けてきた者にとって良く理解できることです。きょうは満開の桜並木と良いお天気に恵まれて何よりでした。


奈良本の図書館の催し2021/03/27

奈良本図書館の「サクラの花でいっぱいにしよう」の貼り絵は、実は「あなたのすてきなところはね」(玉置永吉/えがしらみちこ絵)のパネル展に伴うイベントでした。




パネル展は現在開催中です。貼り絵も大人・子供、どなたでも自由にできます。


「ならいの風吹く町に」2020/10/19


「ならいの風吹く町に」 内山康生著

稲取高校は著者が社会科教諭として赴任してきた当時、「荒れた学校」で知られていた。既に中堅のベテラン教師であった彼も青年教師の如く生徒指導、家庭訪問等、獅子奮迅の働きを余儀なくされていた。何とかして学校を正常化したい。ところが、そんな折に同僚の話を小耳にいれた。「文化ホールも図書館も無いこんな町では無理だね。子どもたちが余暇に過ごす場所がないんだから」


東伊豆町に図書館を設立しようという著者の思いはそこから始まった。そして、当時の山田大八郎町長と話す機会があって、行政への要望は住民の意思がどこにどれほどあるかが先ず第一だと聞いたことから、陳情署名を集めることを思い立つ。それには身近な協力者が得られたことが大きな力となった。幼稚園、小中高のPTA会長副会長、その他に町の有力者の方々が発起人になってくれたことも大きい。

 

そもそもこの四十年ほど前に稲取の青年団が既に図書館の陳情書を時の町長に提出していた時代背景があった。それに「読書友の会」や「親子読書会」、「稲取読書会」などの結成が進んでいて、住民にその機運の盛り上がりの下地が出来ていた。あとは具体的に図書館設立をどう軌道に乗せていくかだ。

         東伊豆町立図書館 2020年春撮影

先ずは「図書館の会」を結成して会員とともに図書館構想を作り上げてゆく。それには県内外の図書館訪問が欠かせなかった。そして既に献本活動で集めておいた本を元に出来たのがミニミニ図書館だった。町からの予算も僅かながら付いた。

 

しかし、図書館設立まではまだまだその先があった。その後の町の予算が付かなかったこともあり、図書館設立の流れが頓挫するかにみえた先に「図書館法に基づく請願書」を町議会に提出する案が浮上し、そのための署名集めに取り掛かった。そして集めた6273筆(総人口の37%)の署名を議長に提出。議会の議決、それを受けた行政の決断が下って遂に設立が決定したのだった。

 

一九八七年の運動開始から一九九二年のオープニングに漕ぎつけるまで実に足掛け六年をかけて、ようやく新しい町立図書館が奈良本にお目見えした。著者を中心とした身近な協力者、運動過程で協力の手を差し伸べてくれた町内外の有力者、町議会筋の方々、そして利用者の住民の喜びは相当なものであったに違いない。本書を読み終わって、ノンフィクションなのにまるでドラマの一つが完結したかのような感動を覚えた。


                                                            


奈良本の図書館2020/07/17

今日は音読の日。ただでさえ少ない数少ない外部の人と接触する貴重な日です。奈良本の図書館でも、最近は大分イベントが減っているようです。このコロナ騒ぎで減らさざるを得ないのが実情なのでしょう。

前回と同じように今回も机は一つ一つ離して並べ、3人用のその机には一人だけ。密を避けた措置です。音読中もマスクは付けたままで、それが厳しいと感じられた時は外しても可ということになっています。それは個々の責任で付けたり外したりということでしょう。

私は今回初めてフェイス・シールドを付けました。この場合はマスクを外してもOKが出ています。都合の良いことにこれを付けたら、自分の発する声がよく聞こえ、あるいは普段聞く自分の声よりも好い声に聞こえるから不思議です。お蔭で自分の声に魅せられながら音読が出来ました!?

まあ、それはとにかくとして、3蜜に充分注意しながら規定の時間が過ぎました。後期高齢者のボケ予防として楽しくも有難い時間でした。