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遠足と講習2017/05/23

この頃は真夏日になるなど暑い日が続いています。ここ東伊豆では昨日稲取で27.5度を記録したそうですが、ほぼ2024度といったところです。

 

野外活動も盛んになってきました。21日の日曜日にはボーイスカウトの学童と思われるグループが天王山の坂を上がってきて、市民農園へ向かってゆきました。でも、目的地は更に上のふれあいの森、水乗り平かも知れません。

 

今朝は小学校低学年生らしいグループが引率の先生とともに下から上がってきて、消防署の中へ入ってゆきました。救命や消防の講習を受けに来たのでしょう。




歩道工事2017/05/19

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今朝の散歩は市民農園から直接権現線遊歩道に出た後、一望閣から135号国道へ下ってそのまま国道を歩いてみました。実は現在、権現線遊歩道入口の信号の先から旧東海バス営業所(入谷橋)まで歩道の新設工事が進んでいて、その様子を見てこようと言う訳です。

 

急崖の海側に歩道を造るので大変難しい工事です。急斜面に一定の幅に柵を設け、そこに盛土をして固めるようです。この道路を造った時もそのようにしたのでしょうが、かつては、単に有料道路として歩道は想定していなかったから、車道幅ぎりぎりで造成したのでしょう。

 

この歩道が完成すれば入谷橋まで安全に歩けるので、そこにあるコンビニ等や入谷・水下方面へ行くのに便利になります。以前から危険を承知でここを通過していた私どもには有難いことです。

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            A~B間の工事 B~C間は既に完成しています


緑の谷間 その22017/05/17

Fさんのご主人はもう10年も前に他界して、今は娘さん夫婦と一緒に暮らしている。Fさんのお宅は農家だが、娘さんご夫婦は二人とも町に仕事に出ていた。3,4年前に二人とも定年を迎え、やっと農家としての大黒柱が出来た。Fさんは悠々自適で良いはずなのに、毎日畑通いを止めようとしない。最近は膝が痛いとかでバリカン山の畑は止めにしたのに、中川の畑にもう一か所空いた畑地を借りてもっぱらこの場所を往復している。

私がFさんに会って聞きたかったのは畑が隣あっているAさんの近況だった。Aさんは最近、奥様を亡くし一人住まい。殆どこの畑には姿を見せない。Aさんは90を越した方でも、畑で見る彼は元気そのもので、私の姿を見ると仕事の手を休めて昔の話をよくしてくれた。それは一つの物語で、いつも長い一話が完結するまで立ち話が続くのだった。

そのAさんがひょこっと姿を現したではないか!Aさんの畑からFさんの所までは少し上り坂になっている。一歩一歩ゆっくりと上がって来る。「Fさんの畑がどんなものかと思ってね」とAさんが言った。Aさんが言い訳するのは珍しい。彼には質実剛健、単刀直入型のイメージがあったからである。

「こっちの方には何を植えたのかね?」とAさんがFさんに話しかけた。Fさんはジャガイモなの、と答えた。この畑地は昔は田圃で、脇を流れる大川がたびたび氾濫して川の石ころが流れ込んだと言う。畑地に変えた時に、その上に他所から運んできた残土で田圃を埋めたそうだ。だから、鍬を使うと、少なからず石ころが出て来る。畑地としては条件が良くないのだ。

暫くしてAさんはご自分の畑へ戻り始めたので私も彼の後を追った。彼の畑には僅かな植込みが残っているのみで、隅に置かれた背負いカゴの中にはソラマメが7分目ほど覗いていた。「少し持ってゆきますか?」と言いながら入れ物を探し始めたので、感謝と共に丁重にお断りして私はその場からサヨナラした。

Aさんは帰りに、あれだけの荷物を背負ってあの急な坂を上がってゆかなければならない。カゴの周りに杖はなかった。私は一瞬、代わって運んであげるべきだと思ったが、痛めた腰がまだ癒えていない。全体に筋力もだいぶ衰えている。無理は出来ない。

Aさんは奥様を亡くして間もなく、車の運転を諦めて下田警察署に免許証を返納したのだった。畑に姿を見なかった理由がやっとわかり、お元気な姿をこうして見ることも出来て私は安堵した。ただ、現在畑にある野菜の収穫を終えたら、畑仕事は終わりにすると聞いた。散歩の途中でお会いしてお話を聞く楽しみがなくなる。私は言いようのない寂しさの材料がまたひとつ増えてしまったのを感じた。

リスの巣2017/05/16

リスの巣
Hさんちの裏庭にリスが巣を作った、と聞いて見せてもらったら、何とモミジの木の枝にあるのがそうだと言う。前にもこの木に小鳥が巣を作ったと聞いたことはありますが、まさかリスが大きさこそ小鳥のそれより数倍もあるにせよ、小枝を集めて巣を作るとはちょっと考えられません。

地面から3mほどの高さにあるその巣はずいぶんと荒っぽい作りで、まばらに小枝が渡してあるだけです。それでも何とか支えるだけの代物ではあります。彼は今でもリスがこの巣を往復しているのをよく目にすると言います。塀に沿ってちょろちょろと動き回り、この木に飛び移ったりしているんだそうです。

半信半疑なまま帰宅して調べてみたら、木のウロ(洞)だけでなく枝の上に巣作りもするとわかりました。Hさんの言うことに間違いはなかったのです。ちなみに、この辺のリスと言えばタイワンリスですが、シマリスなどは樹上だけでなく地下にも営巣するようです。

緑の谷間2017/05/15

大洞の谷は国道135号から容易にたどりつける。今この谷を囲む林、否、森はミズキの萌黄色が他の雑木林の濃緑の中で、水彩画に描かれたようにやさしくボケて目に届く。そして、この谷を埋めているミカンの低木は一斉に白い花を付けて独特の香りを周囲に放っている。

今朝はまたこの谷に入ってみた。時に野良仕事に精を出す人の姿を見かけないこともあるが、一人に出会うと不思議に行く先、行く先で出会いが叶うことがある。今朝はその不思議な日だった。

先ずは谷の入口でTさんがオーイと手を挙げて呼んでいる。畑の中に軽トラを乗り入れて道具を出しているところだった。「隣でSさんがやり始めたからね」と言って、草刈り機を荷台から降ろした。それからプランターの苗を手に持った。ゴーヤの苗だそうだ。

取りあえずそれを抱えて竹で囲った場所まで持っていった。そこにはもう既にいろいろな形の苗が空き地がないほど列をなして育っている。彼は、どこに植えようかなと言って、今度は竹を集めた所から2,3本引き出してきた。

他にも同じような区画があって、そこも整然と青葉・若葉が並んでいた。彼はそれらの名前をいちいち説明してくれたが、今はもう忘れてしまった。唯一覚えているのは白ナスである。白いナスがあるなんて知らなかった。

その間にもイヌマキの生垣で仕切られた隣の畑では、Sさんの草刈り機の音が絶えず聞こえていた。「農家はやることがいくらでもあるんだよ」と言いながらも、Tさんは草刈り機を手にすることなく私の話し相手になってくれる。

「Bさんも始めたか」と彼が言った方角を見やると、ご婦人が二人でやはり草刈り機を回していた。それを汐に私は邪魔を詫びてTさんの畑を後にした。

谷へ降りる途中にイチゴの苗を育てる高床の列がある。床の上には水道管が各列に引かれて元栓を開ければシャワーが出るようになっている。去年の秋口から“空き家”になっていたその高床の台に軽トラで運んできたイチゴの苗鉢をきちんと並べているKさんの姿があった。今年もまたその作業が始まったのだ。この苗鉢はまた秋口までここに置かれて暑い夏をやり過ごすことになる。

Kさんとは今回は通りすがりに挨拶を交わしただけで先を急ぐことにした。谷に下りると、果たして期待した通りご婦人のFさんにお会いすることが出来た。