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仏手柑2010/03/04

仏手柑
先日、河津のサクラを見に行ったとき、珍しい果物を見つけました。お弁当を開こうと、河津川沿線の混雑を避けて一歩外側の畑地のなかへ踏み込んだところ、中年の夫婦がミカンの木のようなものを前にして何やら高声で話しをしています。

近寄ってみると、ウリのような橙色をした果物が木にたくさんぶら下がっています。珍しいことに、その形が人の手の指の恰好をしているのです。

持ち主は観る人を意識してか、そこに名札を付けていました。いわく「仏手柑(ぶっしゅかん)」。ネットで調べたら、これがミカンの仲間だとわかりました。インドが原産だと言いますから、名前もなるほどと納得です。

薄切りにして煎茶や湯に入れて嗜むほか、盆栽や生け花などの観賞用や漢方薬として珍重されているそうです。優雅な香りを楽しめるということです。