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大平山 ― 2010/03/11
きのうまでの悪天がウソのように晴れ上がったきょう、ハイキングを楽しんできました。
地図を眺めていたら、河津の天嶺山の西に大平山(土地の人は“おおびらさん”とよんでいます)という三角点の山があるのに気付きました。伊豆急行稲梓駅から程遠くないところに位置しています。
国土地理院の地図を開いてみると、稲生沢川沿いの部落から破線が山頂までつづいています。登山道が整備されてなくとも、低山なので何とかなるだろうと出かけてみました。
稲梓駅から国道414号を北に向かって間もなくのところに米山薬師がありました。折角ですから石段を上がって参拝します。更に小高いところに奥の院があるというので、行ってみました。目がよくなりますように。
結構、急傾斜な道は往復30分弱かかりました。頂上には立派なお堂があり、その裏の高みに四等三角点もありました。
その後、箕作の民家に仕事姿のおじいさんがいたので、大平山への取り付き点を聞くと、この辺から登れないことはないが、この先、須原というところに大平山への遊歩道があるから、そちらに回ったほうがよいと言います。
ならばと、414号をてくてく歩くことにしました。ところが、最初はたかをくくっていたのが、結局、その入口まで1時間も歩かされたのです。でもまあ、安心できる遊歩道があるなら、これにこしたことはありません。
遊歩道入口から山頂までちょうど1時間の道のりでした。初めは沢の音を聞きながら、そして最後は鬱蒼とした杉林の中、材木の急な階段を登る手入れの行き届いた登山道でした。
山頂は360度の好展望台で、スイセンの花がまだ咲き残っていました。他にサクラの大木もあり、これはまた是非とも花見に来なければと思ったことでした。
わずか429メートルの低山でも、近くにこんなに素晴らしい山があるとは!感激です。
地図を眺めていたら、河津の天嶺山の西に大平山(土地の人は“おおびらさん”とよんでいます)という三角点の山があるのに気付きました。伊豆急行稲梓駅から程遠くないところに位置しています。
国土地理院の地図を開いてみると、稲生沢川沿いの部落から破線が山頂までつづいています。登山道が整備されてなくとも、低山なので何とかなるだろうと出かけてみました。
稲梓駅から国道414号を北に向かって間もなくのところに米山薬師がありました。折角ですから石段を上がって参拝します。更に小高いところに奥の院があるというので、行ってみました。目がよくなりますように。
結構、急傾斜な道は往復30分弱かかりました。頂上には立派なお堂があり、その裏の高みに四等三角点もありました。
その後、箕作の民家に仕事姿のおじいさんがいたので、大平山への取り付き点を聞くと、この辺から登れないことはないが、この先、須原というところに大平山への遊歩道があるから、そちらに回ったほうがよいと言います。
ならばと、414号をてくてく歩くことにしました。ところが、最初はたかをくくっていたのが、結局、その入口まで1時間も歩かされたのです。でもまあ、安心できる遊歩道があるなら、これにこしたことはありません。
遊歩道入口から山頂までちょうど1時間の道のりでした。初めは沢の音を聞きながら、そして最後は鬱蒼とした杉林の中、材木の急な階段を登る手入れの行き届いた登山道でした。
山頂は360度の好展望台で、スイセンの花がまだ咲き残っていました。他にサクラの大木もあり、これはまた是非とも花見に来なければと思ったことでした。
わずか429メートルの低山でも、近くにこんなに素晴らしい山があるとは!感激です。
潮騒 ― 2010/03/12
片瀬から熱川へ向う海岸線遊歩道
片瀬白田から熱川へ通じる海岸線ウォークは久しぶり。大きなラッパスイセンが出迎えてくれました。きょうは熱川までは行かず、温泉宿が立ち並ぶ海岸まで歩き、磯に降りてお弁当を広げます。
釣りをしていた二人が立ち去ったあと、観光客と思しき娘さんたちが現れて、打ち寄せた波が岸にぶつかって白く砕ける様子をしばらく眺めていました。
その後彼女たちも引き上げてしまうと、ドドッと波の砕ける音と、波が引いてゆくときに石がコロコロとこだます音だけが残りました。潮騒、協奏曲…。
春の物憂い気分は少しだけ冷たさを含んだ風に持ってゆかれて、あくびをひとつすると我にかえります。気が付くと、一時間も海と遠くに浮かぶ船を眺めていたのでした。
片瀬白田から熱川へ通じる海岸線ウォークは久しぶり。大きなラッパスイセンが出迎えてくれました。きょうは熱川までは行かず、温泉宿が立ち並ぶ海岸まで歩き、磯に降りてお弁当を広げます。
釣りをしていた二人が立ち去ったあと、観光客と思しき娘さんたちが現れて、打ち寄せた波が岸にぶつかって白く砕ける様子をしばらく眺めていました。
その後彼女たちも引き上げてしまうと、ドドッと波の砕ける音と、波が引いてゆくときに石がコロコロとこだます音だけが残りました。潮騒、協奏曲…。
春の物憂い気分は少しだけ冷たさを含んだ風に持ってゆかれて、あくびをひとつすると我にかえります。気が付くと、一時間も海と遠くに浮かぶ船を眺めていたのでした。
ノリと一緒に布団干し
コタツ ― 2010/03/13
伊豆稲取は総じて温暖な地であることは間違いありません。真冬でも摂氏4度以下になることは滅多にないのです。暮らしやすい気候と言ってよいと思います。
ただ、歳を重ねると、ちょっとした寒さでも体に応えるようになります。まして机に向ってじっとしていると足腰が冷え、ウイルスや黴菌に対する抵抗力が落ちてしまいます。
去年と同様、今年も新年から風邪をひいたりして、体調が思わしくない日がつづきました。我が家は南の居間は暖かく、日が入ると真冬でも暑いくらい気温が上がります。
しかし、書斎にしている北側の部屋は窓から隙間風が入ることもあって、居間とはかなりの温度差があります。
そんな状態で今年の冬も足元に電熱マットを敷いて寒さを凌ぎ、今日まで来ました。ところが、春はもうそこまで来ているというのに、今頃になってコタツを購入したのです。何という優柔不断!
それでも、このコタツのおかげで、今は足元を暖かくしてPCに向うことも読書することもできます。やはり暖房はコタツが一番ですね。でも、今度は居眠りが大敵となりそうだ!?
ただ、歳を重ねると、ちょっとした寒さでも体に応えるようになります。まして机に向ってじっとしていると足腰が冷え、ウイルスや黴菌に対する抵抗力が落ちてしまいます。
去年と同様、今年も新年から風邪をひいたりして、体調が思わしくない日がつづきました。我が家は南の居間は暖かく、日が入ると真冬でも暑いくらい気温が上がります。
しかし、書斎にしている北側の部屋は窓から隙間風が入ることもあって、居間とはかなりの温度差があります。
そんな状態で今年の冬も足元に電熱マットを敷いて寒さを凌ぎ、今日まで来ました。ところが、春はもうそこまで来ているというのに、今頃になってコタツを購入したのです。何という優柔不断!
それでも、このコタツのおかげで、今は足元を暖かくしてPCに向うことも読書することもできます。やはり暖房はコタツが一番ですね。でも、今度は居眠りが大敵となりそうだ!?
昭和元年は7日間しかない ― 2010/03/16
「きみたちは何年生かね?」
腰の少し曲がった老人が駅の待合室に入ってきて私の向かいの席に座るや、体をよじって後ろの女子高生に話しかけました。薄い青の縦縞の背広を着ています。
女子高生は二人。椅子の上であぐらをかいています。私たちが来る前から白い太ももを大胆に見せて、ぺちゃくちゃ傍若無人に喋っていました。
「高1」一人が答えました。
「人生、夢いっぱい、て、ところだね」
二人とも爆笑。
「明治元年は西暦何年かわかる?」
いきなり実力試験です。
一人がわからないと答えました。もう一人は顔を伏せてケイタイを覗き始めました。
「1868年だよ。大正元年は1912年で、昭和元年は1926年だ。ついでに、昭和元年は7日間しかない。大正15年12月25日に大正天皇が亡くなっているからね」
まるで歴史の授業が始まったみたい。相手をしていた一人は苦笑いしながら、それでも神妙な面持ちで聞いています。さきほどまで二人が交わしていた乱暴な会話がウソのようです。
昔は教鞭をとっていたのでしょうか?若い人の輪にスーッと入っていけるこの老人の貫禄はお見事!脱帽です。
ヤオハンの買出しの帰りに、缶コーヒーを飲みに立ち寄った駅の待合室での一こまでした。
腰の少し曲がった老人が駅の待合室に入ってきて私の向かいの席に座るや、体をよじって後ろの女子高生に話しかけました。薄い青の縦縞の背広を着ています。
女子高生は二人。椅子の上であぐらをかいています。私たちが来る前から白い太ももを大胆に見せて、ぺちゃくちゃ傍若無人に喋っていました。
「高1」一人が答えました。
「人生、夢いっぱい、て、ところだね」
二人とも爆笑。
「明治元年は西暦何年かわかる?」
いきなり実力試験です。
一人がわからないと答えました。もう一人は顔を伏せてケイタイを覗き始めました。
「1868年だよ。大正元年は1912年で、昭和元年は1926年だ。ついでに、昭和元年は7日間しかない。大正15年12月25日に大正天皇が亡くなっているからね」
まるで歴史の授業が始まったみたい。相手をしていた一人は苦笑いしながら、それでも神妙な面持ちで聞いています。さきほどまで二人が交わしていた乱暴な会話がウソのようです。
昔は教鞭をとっていたのでしょうか?若い人の輪にスーッと入っていけるこの老人の貫禄はお見事!脱帽です。
ヤオハンの買出しの帰りに、缶コーヒーを飲みに立ち寄った駅の待合室での一こまでした。
葉桜と菜の花 ― 2010/03/18
山歩き(木曜日)と日帰り温泉(金曜日)とを入れ替えて、きょうは踊り子温泉にしました。
木曜日は女房殿のバレエのレッスン日。4時に温泉会館で待ち合わせにして、私のほうは河津の図書館で時間をつぶすことにしました。
河津「文化の家図書館」は河津駅から5分のバス通りにあります。今回は二度目の訪問で、伊豆の歴史、特に稲取関係の本がお目当てです。
期待に違わず、金指徹著「風土記」を見つけました。入谷の歴史風土を記した大著です。「遷喬 稲小百年史」編纂に関わった著者が一人でまとめた労作です。館外貸出し禁止の本なので、しばらくはここに通うことになります。
河津川沿道のサクラは既に葉桜に転じていました。その代わり、路傍の菜の花が目を引きます。まだ当分は道行く人を慰めてくれることでしょう
木曜日は女房殿のバレエのレッスン日。4時に温泉会館で待ち合わせにして、私のほうは河津の図書館で時間をつぶすことにしました。
河津「文化の家図書館」は河津駅から5分のバス通りにあります。今回は二度目の訪問で、伊豆の歴史、特に稲取関係の本がお目当てです。
期待に違わず、金指徹著「風土記」を見つけました。入谷の歴史風土を記した大著です。「遷喬 稲小百年史」編纂に関わった著者が一人でまとめた労作です。館外貸出し禁止の本なので、しばらくはここに通うことになります。
河津川沿道のサクラは既に葉桜に転じていました。その代わり、路傍の菜の花が目を引きます。まだ当分は道行く人を慰めてくれることでしょう
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