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スモウ岩2011/03/08

今日の遠足の目的は“たるがの”の“スモウ岩”。正確には田尻海岸のスモウ岩というのでしょうか。過日、“はなれ”で釣りをしていたオジサンから教えてもらった岩礁のことです。なんでも、二人が相撲をとっているような岩だということでした。

その1 国道に下りるまで。


先ずはさくら介護の向かいの権現線遊歩道に入ります。きのう一日雨で、今朝は清々しい朝です。例のタブの木は冬芽がずいぶん大きく成長して、色づいた樹冠を見せています。

喫茶店ミルクへ下りる四つ角の家の軒先で、年配の方がハサミを研いでいました。砥石のかなり湾曲したほうを下にして研いでいます。もう何十年も使ったものだそうです。そのうちに、別の砥石を使い始めました。仕上げ用の目の細かい砥石だそうです。これもそうとうすり減っていました。

どこまで行くのかと問われ、見高の浜までと言うと、この方は志津摩の遊歩道を毎日往復しているとのこと。稲取でも、最近は歩く人が多くなっています。気を付けてゆくように、と激励を受けて先を急ぎます。

下平塚の馬頭観音碑の前を過ぎ、志津摩川を渡って井の際を過ぎ、“石屋城”の前を通って藤が沢で坂下川を渡ります。久しぶりに見高地区に入りました。

尾根を越えて間もなく、峠の地蔵さまへの道へ折れます。尾根と平行したこの道は東浦路の峠に出ます。その峠に出るかなり手前で尾根に上がることにしました。


農道の梅が満開です。ミカン畑の適当なところから尾根に乗りました。ヤブはなく、明るい林の中です。しばらく進んだところが一番の高まりでした。ニワトリのトサカを征服しました。


東浦路が通っている峠の地蔵への道は志津摩遊歩道から見ると、その右がニワトリのトサカのようにこんもりとしています。いつも気になるトサカでした。それをついに征服したのです。



なんの変哲もないこんもり山からの“下山”は間もなく畑に出ました。猪除けの網をまたいで畑の中を荒らさないように下りてゆくと、平行している農道に出ました。すると、峠は間もなくでした。2体の小さなお地蔵さま。


これより、尾根と別れて河津側へ下りてゆくと、昔からの峠の地蔵さまにお会いしました。確か、三度目の対面です。ちょうど、隣のお宅からご主人が出てきたので訊きましたら、この方の幼いときから既にこの場所にあったということでした。



「雨が降ると、このお地蔵さんは泣くんだよ」顔につけられたヒダがそのように見せるらしいのです。それから、背中に小さなお地蔵さんをおんぶしているところから、子宝のご利益があると言われているそうです。もっとも、背中は空っぽになっていましたが。




身長2メートルはあるお地蔵さまらしいお地蔵さまと別れて国道に出るころは昼時でした。「伊豆さくら亭」という蕎麦やさんに入りました。ここは自然薯と蕎麦を食べることができます。文句なしの味。しかも、新鮮な山葵をすって出してくれました。オススメです。

 

その2へつづく。