<><><><><><><><><><><><><><><><><><>
大自然の顔 ― 2011/03/14
海岸通りを歩く観光客の姿はきのうからまったく途絶え、むかい庵も今は訪れる人もありません。下の防潮堤に下りてみると、おばあさんが一人雑草を取り除いていました。
防潮堤と石垣との間には遊歩道のような細長い路が伸びていて、そのわずかな部分に花壇のようなものがあります。ちょうど、赤っぽいきれいな花が咲いていました。おばあさんはその周りの手入れをしていたようです。夏にランタナ(七変化)がそこらじゅうに咲いていたのを思い出します。
突然鋭い牙を見せた自然界は人々の悲しみをよそに、ここでは春の穏やかな顔を見せています。
玄関先でつるし雛を売る家の前の花壇ではスイセンの倍はありそうな大きなラッパスイセン(?)が咲いていました。黒根の坂ではキブシを見つけました。天城ではもうアセビも咲きだしていることでしょう。
第三ターンにさしかかったところで、おやおや、子ザルの姿を見つけました。3頭のうち1頭は叢に隠れてしまいましたが、残りの2頭は警戒しながらも立ち去る気配はありません。若菜のようなものを抜いて食べています。
また大騒ぎにならないように写真を撮ると直ぐ離れましたが、国道をくぐるガードの手前左手の別荘宅でも中庭を3頭の子ザルが歩いているのを見ました。3月に入ってから子ザルの姿をよく見かけるので、どうやらエサに恵まれて繁殖が盛んな傾向にあるようです。
稲取高校上まで来て国道へ下る坂の楽しみは桜です。2月の間、赤い花を付けていた河津桜は今はもう緑の葉だけになり、代わって大島桜が大きな枝を広げて花開いています。これからはグラウンドを取り巻く桜並木が卒業式、入学式に花を添えることになります。
最近のコメント