三筋山の風車建設工事は再開されてしまった ― 2011/03/18
三筋山の風車建設工事がどこまで進んでストップしたのか、ひと目見ておこうと今日は河津の見高側から歩いてきました。
山神社から農免道路を歩いて見高に入り大峰山にむかいます。民家の横にゲートがあり、きょうはカギがかかっていませんでした。ゲートの横から林道に入り、車が入山したのかなと考えていると、案の定、間もなく一台のワゴン車が下りてきました。
以前、この道から、途中、尾根へとよじ登った地点を通り過ぎ、更に先へ進みます。今回はこの林道を最後まで詰めるつもりでした。林道は工事用の車が往来するとあって、幅は十分にあります。
その後、車とは一台も会わず、簡易事務所とトイレが設置されている場所に来て、前方が大きく開けました。三筋山の三角点峰と、その左にフライイングエリアが目と鼻の先にあります。
傍らに業者の看板が立っていました。現在まで無事故記録何時間かの数字が書かれてあります。別の小さな看板に本日の日付3月18日の何がしかのコメントが載っていました。これを見ると、工事が現在も行われていることがわかります。
ここに来るまでは、この工事は中止されているものとばかり思っていたので意外でした。そのうちに上から車が下りてきて目の前で止まりました。工事中なので、これ以上の立ち入りは遠慮してほしいとのこと。道はこれより上が新しいコンクリート舗装になっています。
工事は県から中止命令が出ているはずではないかと、押し問答がしばらくあってから、結局、少し戻って直接大峰山の主稜線を目指すことにしました。稜線に向かって舗装された古い道があったので、その道に入りましたが舗装はすぐになくなり、道は荒れてヤブこぎと変わりません。
それでも、支尾根を経て大峰山の主尾根に立ちました。ちょうどそこが大峰山の頂上だと、後でわかりました。好天気に恵まれて、天城連山がすっきりと青空に映えています。でも、工事の再開に納得できない気持ちがどこかに引っかかって、展望を十分に楽しむ心境になれません。
結局、三筋山の山頂に着いた後、見高入谷へ下山している間ずっと沈んだ気持ちは晴れませんでした。
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