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初秋の三筋山 ― 2011/09/09
初秋の三筋山。今日は大峰山の稜線を歩きます。山神社から農免道路に下りるところに、立派な案内版が今年できました。ベンチもあり自販機もありますので、ここで一休みできます。稲取駅から約30分です。
左に農免道路を降りてすぐ右の小路へ入り、“大久保の大家”さんの前をゆきます。志津摩川にかかる大久保橋を渡る手前に、町指定の天然記念物ホルトの木がありますので、見ておくとよいでしょう。実はその中に、熊野権現神社が祀られています。大久保(八代)一族の氏神様です。
橋を渡って上り坂をゆきます。ストーンチェアキャンプ場を過ぎ、新しく出来たカーネーションハウスも過ぎると、間もなく左に鋭角に分かれる道があります。真っ直ぐゆくと、東伊豆乗馬クラブの前の道に出ます。
しかし、今日は大峰山の稜線に上がりますので左の道に入ります。すると、50メートル位手前に牛馬霊慰霊塔があります。毎年春には梅、そして桜が咲き、牛馬を慰めています。
さて、大峰山には道なりに急な坂を上がり、左にカーブした先に尾根に乗りやすい場所がありますので、そこから取り付きます。
ところで、道案内は以上で終わりにして、この稜線歩きの辛かったことを白状しなければなりません。大峰山の稜線歩きは山焼きされて、全体に歩きやすくなっているのですが、この時期は柴や雑草が生い茂り、それも50センチくらいには伸びていますので、足元は覚束なく、苦しい登りを余儀なくされました。
この稜線は2月に行われる山焼きのために、前もって防火帯を用意しておくことになっています。確か、11月頃とか聞きましたが、5,6メートル幅の道を焼いてつくるのです。私はいつも焼かれた跡の道を歩いていましたから、楽な歩きが出来たわけで、云ってみれば、軟弱な山歩きをしていたわけです。
トレースの殆どない、或いは、表面上見えていない山歩きの辛さをあらためて教えられたということです。もって自戒とすべし、です。
それから、もうひとつ。三筋山直下まで来ている車道に出る、その手前の最後の山の高まりを前にして、その柴や雑草歩きに嫌気がさして左側の林の中に入ってみました。初めてのことです。ただし、いつのことでしたか、私が車道からその高まりを下ってきたとき、それと分かる大きなザックを背負った二人のハングライダーが、ある地点から急に消えてしまったことがありました。多分フライトエリアへの直登ルートを登っていったのではないかと思われます。
今回、その高まりを前にして休んだ場所から林の中を覗いたら、赤いリボンが目につきました。林の中には背の高い雑草はありません。そこで、これ幸いと、そのリボン標に従うことにしたのは言うまでもありません。ヤブ歩きから解放される!
果たして、幅の広い古い林道の痕のような道が左に巻きぎみに続いていました。三筋山への昔の登山道かな?または三筋山や、812メートル峰を巻いた道かな、などと思いながら行くと、道は忽然となくなり、リボンも見当たりません。仕方なく、斜面をよじ登ることにしました。上を目指してゆけば、いずれはフライトエリアに到達すると踏んだのです。
結局はその通りでしたが、それと分かる地点に飛び出すまで、深い茅の茂ったヤブに何度も邪魔されて、相当疲れ果ててしまいました。久しぶりの山歩きでしたから、さもありなん。
前方に視界が開かれたとき、目の前には鬱蒼とした林の斜面がフライトエリアの下部に控えていたのです。もう、戦意喪失です。東側の車道があると思われるほうへ直ちにエスケイプ。ところが、これがまた、背丈を越える茅が立ちはだかって容易に下ることが出来ません。半袖のため茅の引っ掻き傷が何箇所もでき、血も浮き出ています。
どのくらいの時間、格闘したでしょうか?とにかくやっと安全コースに降り立ったときはへとへとになっていました。しかも、現在の場所はあの“三筋山直下へ通じる車道に出る一つ手前の高まり”の斜面中ほどです。寄り道しなければ、5分で来れた場所でした。30分の無駄な格闘をしたことになります。
そんなわけで、久しぶりの山歩きは散々な目にあいましたが、もとはと言えば、浅はかな思慮から生まれたこと、時期を選ばなかったことが敗因でした。でも、その後、三筋山の頂上では涼しい風を受けて幸せなひと時を過ごせました。登り始めたときにかかっていた天城連山の雲も完全にとれて素晴らしい景観でした。
ところで、あの三筋山フライトエリアへの直登コースはいずれ征服しますからね。
スピカーをオンにして動画をご覧になってください。
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