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ボラ納屋からスタート2022/10/24

今回も事前準備が足らず、スタート地点がウヤムヤだったので車は川奈にまで足を延ばし、蓮着寺に戻ってウォーキングスタートしかけたりして、結局、門脇に向かってボラ納屋の駐車場に車を留め、その奥から出発とあいなった。時刻は既に10時を過ぎていた。ちなみに、駐車場の管理人さんによれば、駐車料金の500円はボラ納屋の食堂で食事すれば無料ということだった。 

城ケ崎海岸は伊豆半島でも有数なジオパークとして最近はよく喧伝され、ここを訪れる観光客も認識を新たにしていることが感じられる。そこで、以下の点を頭に入れておきたいと思う。先ず、城ケ崎の複雑な海岸線は4、000年前の大室山の噴火による溶岩流がつくりだしたということ。場所によっては2キロメートルも海岸線を広げたそうだ。安山岩である。 

                富戸港
さて、コースに出て間もない「砲台跡」の手前で学生らしい外人男性が追い付いて来るや、親し気にS氏、K氏と談笑を始めた。出発する前、私が富戸港の写真を撮っている間に連れの二人は出発点の磯際でこの若人と既に会話を交わしていたという。彼は東京の大学院で人文科学の研究をしているらしい。政治・経済・歴史と広い範囲に及ぶ。母国であらかじめ日本語を勉強してきたそうで、かなりの会話力がある。第2のドナルドキーンを目指すつもりかな?
 
ところで、砲台は4台設置されたらしいが、オモチャに毛が生えたようなこんなもので外国の艦艇に対抗できるわけがない。威嚇の意味で多少の砲撃音を聞かせることが出来たかも知れないが。幕府の命で江川英龍が設置の指揮をとったらしい。“海防の松”と“砲台”で、よくぞ水際作戦に臨んだものだ。 

ここを過ぎると、東屋が二つあり、海側に向かって休憩できる。 (つづく)