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カメラマンがカメラを忘れた!2010/07/02

城ヶ崎海岸
きのうは女房殿が加入しているコーラスグループ、稲取ベルフィオーレのコンサートが伊豆高原のさくら山荘でありました。私もカメラマンとして同行させていただきました。

ところが、なんとなんと、カメラを忘れてきてしまったのです。トホホ…。交換レンズも買い揃えておいたのに!あわてて家を出たのがいけなかった。

ビデオは持って出たので、映像はしっかりと撮ってきましたが、ビデオカメラは何十年も前のもので画質があまりよくありません。私はもともとビデオ撮影には興味がなく、実際にも、撮影の経験が殆どありません。それでも一応撮影できたことで、面目の一端は保てたかな、とも思っています。

それにしても、悔しいですね。最近は文字を綴っても、言葉がなかなか出てきません。この場面ではああいう表現が合っている、と漠然と思うものの、その言葉が出てこないのです。人と話をする場合はもっとひどいですね。

漫才でよく使われる、笑わせる技術のひとつに言葉の誘導があります。
“ソバは何につけて食べるんだったっけ?”
“ツユだろ”
“そうそう、その梅雨どきの話だがね”
“・・・?”
これに良く似たことをしょっちゅうやっているわけです。

よくものを忘れます。世の中から身を退いて頭を使わなくなったからか?緊張感がなくなったせいかな?ただ、歩くだけじゃ、だめか…。

睡眠2010/07/03

雑草?
今朝は7時半に目が醒めた。珍しく、トイレに1回しか起きなかった。きのうはその前の日に“カメラマンがカメラを忘れ”て、落ち込みがひどく、悔しさを引きずって寝たのも午前1時。夜通しうつらうつらの状態のまま熟睡できず、頭がボーっとしてはっきりしない一日だった。さすがに、体の疲れは睡眠をコントロールしてくれるものと見える。

例えば、こんなこともある。前の日にトイレで4~5回も起きると、その日は一日中頭が冴えない。私は睡眠を8時間とることにしているので、4回の場合なら、2時間の間隔で起きていることになる。2時間で一サイクルの睡眠パターンはぎりぎりでセーフのパターンかもしれないが、5回ともなると、さすがに日中はふらふらして疲れやすくもなる。

ところが、そんなときでも翌日の睡眠はかなり改善されて、トイレは1~2回で済み、熟睡度はアップしている。人の体はよくできているもので、うまく補完されるようになっているみたいだ。

しかし、これがうまく補完されないようだと問題である。肉体の疲れだけではリカバリーされないということは、精神面の疾患を疑わなければならなくなる。精神的に安定しているか、いないかというのは重大な問題である。

幸い、私の場合、体を酷使すると睡眠はよく取れるほうで、補完の関係はうまくいっている。家でブラブラして汗をかかないでいると、碌なことはないのである。

シーカヤック2010/07/04

シーカヤック


日曜日の朝は鼠色の雲が広がって、今にも泣き出しそうなお天気。この時期としては、散歩するのにちょうど良い条件です。すぐに出発しました。

稲取漁港のきょうは静かです。きのうの土曜日につづいて今日も船は殆どが出港していません。昔、相次いだ遭難事故が良い教訓になって、少しでも気象条件が悪いと船は出ないのです。

港の周りを歩いてゆくと、赤堤(赤い灯台が立つ堤防)と第一堤防との間でシーカヤックが何艘か動き回っていました。きょうは小学生が練習生です。櫂の使い方がまだぎこちなく、コーチに怒鳴られています。子どもたちは真剣な表情でした。

小学生のシーカヤック


第一堤防へゆくと、その父兄たちが様子を見守っていました。この堤防からも指示が出ていました。「3年生は集まって!」の声がして、すかさず子どもたちが寄ってきます。

この稲取漁港では他にも、ダイビング教室がありました。こちらの方は私が散歩から帰ってきたときに始まったようです。暗に相違して、その後は晴れ上がり、真夏の暑い日となりました。夏本番はもうそこまで来ています。


見守る父兄たち



ミカン畑で2010/07/05

紫君子蘭
<今年も決まった場所に紫君子蘭が咲きました>

「こんなに広い土地じゃあ、一日では終わらないでしょう?」
「もう、向こう半分は終わってるんだよ」

「それにしても、この暑いなか大変ですね、生垣の剪定作業は。この木はマキですよね?」
「イヌマキだね」

「稲取ではどこの家でもマキの生垣ですね」
「風に強いから」

「この中は何ですか?」
「ミカンだよ。あれが甘夏で、ホラこれが早生だ。粒が小さくなっているだろ?」

「早生だと年2回収穫できるんですか?」
「ミカンは一年に一回しか収穫できないんだ」

「二期作じゃなくて一毛作ということか。それじゃ、土に栄養を与えなくても?」
「そんなことはない。毎年、カヤを地面に敷いているよ」

「そういえば、細野高原でカヤを刈っている人が肥料にすると言ってました」
「ウチは車がないから、細野へは取りに行かないけどね」

「おひとりで管理してるんですか?」
「他に手がないからね。息子は勤めてるから、そうそう当てにできないよ」

「こんなに広いミカン畑をひとりじゃ大変ですね」
「今は、ミカンは高く引き取ってくれないから、仕方ないよ」

「お宅はこの畑の隣ですか?」
「いや、田町の公民館の近くだよ」

「ああ、それじゃあ、“わこう”さんをご存知ですね」
「ああ、知ってるどころか、‘隣組’だよ」

「私の連れ合いが“わこう”さんの世話で、コーラス仲間に入れてもらったんですよ」
「そりゃあ、良かった。土地のものと気心を合わせるのはいいことだよ。“わこう”さんは世話好きな人だからね」

「おかげで喜んでます。それじゃあ、暑いなか、無理しないで」
「ああ、あんたもな」

稲取中学校2010/07/06

稲取中学校


「遷喬 稲取小百年史」によると、明治28年に高等科(2年)が設置されたとあり、これが稲取中学の歴史の始まりのようです。現在は建物が少し離れた高台にあって、その体育館を小学校のグラウンドの脇からいつも眺めておりました。

本日、散歩の途中で稲取中学校がどんな建物か確かめて参りました。小学校はいつも目の前にしているのに、中学校は未だ見た事がなかったのです。

山神社へ向かう坂の途中を左の路地に入り、ハウス栽培地を下ってゆくと、中学校のグラウンド前に出ました。広々としたグラウンドにはサッカーのゴールが設置されていました。校舎前には南国を思わせるヤシの木(?)が高々と9本も並んでいます。一種、荘厳な雰囲気です。

また、立派な体育館が併設されていました。グラウンドの片隅には簡易事務所が設置され、校舎のほうに足場が組まれているところをみると、何かの工事が始まるのでしょう。

そのまま細い道を海側へ下ると、車道とは別に歩道が国道をまたいでいました。この陸橋を渡るのは初めてです。そして、温泉街へと下りて行きます。文化公園やヤオハンの手前の、小学校のグラウンド脇では工事が行われており、道路が拡幅されるようです。多くの人が集まるところは、やはり安心して歩ける道路がほしいですね。

稲取中学校のある場所は急坂が国道へと落ち込んだ場所なだけに、グラウンドがあれだけ広いとは想像もつきませんでした。やはり実際に確かめることは大事だと痛感しました。

拡幅工事