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観光道路2012/11/22


稲取高校下の国道


アロエの蕾が少し赤くなってきました。中には冬が待ちきれずに一つ二つ咲きだしたのもあります。良く知られた稲取高校下の国道沿いのアロエもだいぶ色づいてきています。
 


このアロエの海側には木や草が茂っていて、今の国道が山の斜面を削って造られたことを示しています。実はきのう稲取の名士から、この木を伐採する方向で話が進んでいると聞いて、今朝は現場をひと回りしてみました。


稲取高校脇の坂道は旧下田街道のひとつ東浦路で、唐沢へ下る頂点には昔、三本松があって浜から上がってきた人はここで一息ついたと聞いています。今は見晴らしの良いところに四等三角点が埋め込まれています。
 


ここから唐沢の信号まで下って帰りは国道を歩きました。早速、このUターンした辺りから海側の景観が木々によって阻害されていることを目の当たりにします。これがほぼ陸道橋まで続いていました。確かに、車で東海岸を往来する観光客にとって開放感が今一つの感じは否めません。


立木が伐採されてすっきりしたら、稲取岬や港の眺めが目に飛び込んできます。東海岸の素晴らしい景観をアッピールすることもできましょう。


ただ、この海側の木は殆どが断崖上にあります。木の保水力によって支えられていた地盤が決壊する危険もあります。今年は荒天によって旧国道の黒根橋のたもとでガケ崩れがありました。現場付近の形態を良く調査し安全を確認して、問題があれば対策を講じた上でこの事案を進めるべきでしょう。
 


そうしたことがクリアされれば立派な観光道路になります。また、黒根岬からトモロ岬にかけて吊り橋をかけた遊歩道構想もあるとか聞いています。その一環としても歓迎したいところです。