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シカの親子連れ2013/08/25


霧雨に煙る気持ち良い朝、傘をさして散歩に出ました。浅間山目指して稲高脇の急坂を上り、ホテルジャパンの前を通り過ぎたころから雨足が強くなってきました。ふと前方、道路の真ん中に二つの物体を確認。こちらをじっと窺っています。この辺では珍しい、シカの親子でした。

<ファイル番号は57>

ここは配水場施設に出る少し手前で、親子は道路の真ん中に立って動こうとしません。幸い今日は日曜日でアスド会館へ向かう車は無し。対象まで約30メートル前後あり、しかも雨の中、全体に暗い不利な条件ですが、おもむろにカメラを構えました。
 


お互いに距離を縮めることもなく、そのままの姿勢でいること10分あまりして、やっと先方が動き始めました。ゆっくりと親が向きを変え山側へ歩き始めると、小鹿も並んで共に急な崖を上って姿を消したように見えました。私も少ししてからその地点に歩を進め山側を見上げたら、直ぐ近くで木立の合い間から2頭が私をやはりじっと見下ろしていました。
 


帰宅して例によって手振れの酷い写真を二つ眺めながら、このシカの親子はどちらから来て、何処へ行こうとしたのかを考えてみました。

 

<ファイル番号は63>

私が気づいた時には既に先方は静止したままじっとこちらを見て(ファイル番号57)いました。2頭とも右の谷側を向いています。多分、こちらが動いたらその向きのまま谷側へ逃げ去ることでしょう。ところが、こちらも静止したまま動かないので、向きを変えて左の山側へ急崖を登った。逃げ去るには余りにも急すぎるガケを。
 


つまり、シカの親子は右の谷から上がって車道を横断し、山の急崖を上ってアセビの森へゆくつもりだったのではないか、と思うのです。シカの親子は私の姿を確認するや、ひとまずやって来た方向へ向きを変え、容易に逃げ去ることができる態勢をとったのではないでしょうか?そして暫く当方と対峙して出した結論があらためて向きを変え、所期の目的通り急崖を登ることだったのです。
 


この論法の最大のカギは当方、即ち私が博愛にあふれ慈悲に満ちた人間であるということであります。