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天神さん ― 2014/05/31
私たちがヤオハンへ買い物に行くとき、三島神社の路地裏のお宅でお花に水遣りしているオバサンをよく見かけます。家の周りにプランターやら鉢やらがたくさん並んでいます。この日は名前を知らないランやゼラニウムなどが咲き誇っていました。寒い時期に藍色が鮮やかなサルビヤが印象的だったのを覚えています。
このお宅の屋号は”天神”だそうです。私の田舎でも近所に“天神”という屋号の家がありました。子どもの頃、兄に連れられてこの家によく遊びにいったことを覚えていますが、この家は南斜面の中腹にあり、広い庭の一画に天神様と思える祠が鳥居とともにありました。西町のこの屋号のお宅にも多分、天神様が祀られていたのだろうと思っていました。
ところが、たまたま天神さんのご主人にお会いしてお話しを聞いたところ、そうではなかったのです。ご先祖の一人に特別踊りが上手な人がいて、関西の天神祭(多分、大阪天満宮の天神祭でしょう)には毎年出かけて踊りを奉納したそうです。それで誰云うとなく、天神様参りを欠かさない天神さんと呼ばれるようになったと云うのです。
ご主人は昭和2年生れの86歳。昔は大工さんでしたが、今朝は上の山の畑で農作業した帰りでした。上の山の台地に海岸通りから上がることを苦にしない、大変お元気な方です。
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