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「押す」ボタンを押したら2016/12/03

静かな昼時のクロカンコース

女房殿のリクエストでクロカンコースに上がりました。ッきょうは抜けるような空の青。絶好のピクニック日和でした。バスの中はアニマルキングダム目当ての客でいっぱい。

私たちは途中の「町営グラウンド」で下車。クロカンコースの入口です。昼頃ともなると、ジョギングや散歩する人の姿は少なく、静かな森の中といった感じです。

親水広場まで回り込み、そこのベンチで昼食。おにぎりとトリのから揚げ、その他のつまみ物で、簡単な食事を野外で楽しみます。

さて、この広場に新しく出来たトイレを利用した時、思わぬアクシデントがあったことをここに記すのは心苦しいのですが、まあ、聞いてください。

このトイレは水洗式の立派な便座トイレです。男女共用で、男性の“立ちション”用のが無いのを不便に思いながらも用を済ませたあと、水を流します。

ところがです、何と私はすぐ横の壁に付いている「押す」と書かれたボタンを文字通り、何の気無しに押してしまいました。実はこのボタンは赤いプレートで囲まれたボタンで、従って、普通なら非常用だと分かるものです。

便座トイレには後ろにタンクが付いているのも当たり前で、その横に水を流すレバーがあることは今どきは幼児でも心得ています。なのに私は非常用のボタンを押してしまったのです。

外壁にある警報機が即座に鳴り出しました。ここでハッと気づいた私はそれを解除する機器などを探しました。しかし、どこを探しても、このトイレの中にはありません。

外壁の警報を発している赤ランプのボタンらしき物を押しても何の反応もありません。隣の車いす用のトイレの中に収納庫みたいな扉があって、そこを開けると、電源らしきものを管理するボックスがありました。さてはこれかと、開けようとしたののですが、カギがかかっているようで、開きません。女房殿がケイタイを忘れて来たために役場に連絡のしようもありません。

たまたまツリーハウスの修理で来ていた業者の方に連絡をお願い出来たのが幸いでした。きょうは土曜日で役場はお休み。でも、この業者の方の役場関係の知人に連絡がついて、対処してくれることになりました。有難いことです。

森の中での警報音は小鳥のザッワメキくらいのものですが、異常であることの間違いはありません。連絡がついてホッとしました。

しかし、それにしても、この「押す」ボタンにはもう少し配慮があって然るべきだと思いました。たとえ赤い枠で囲まれていたにしても、警報とか異常事態時に「押す」ものだという記名があれば、ボンクラの私でも押す前に気が付いたことでしょう。

私は病気で暫く入院した時に、あのようなボタンを押して水を流していました。或いはどこかで、あのようなボタンの前に手をかざしただけで水が流れるトイレの経験もあります。つい、それが今回のミスに繋がったきっかけでもあったような気がします。

開いた口の塞がらない女房殿にさんざん絞られたことは言うまでもありません。いよいよボケが始まったかと、またまた落ち込んでいる私です。