プルタブ ― 2010/03/03
工事中の立て看板には施工業者の名前とともに、その目的が確か石綿の除去作業と書かれていたと記憶しますが、下から上がってきたおばあちゃんの話では、災害時の町による避難場所にするための工事だったと言います。なるほど、これだけ大きな体育館なら大勢の人が避難できそうです。
下のグラウンドではバス道路側にネットが張られていました。背の高い夜間照明灯も立っています。野球やサッカーなどができそうです。
道路拡幅工事を期しての再整備とは言え、グラウンドは昔から町の色々なイベントに利用されてきました。これからも町民の拠り所の一つになることでしょう。
彼のおばあちゃんはゴミくず籠でごそごそしていると思ったら、空き缶のプルタブをひとつひとつ集めていました。これが小学校の備品等の一助になるのだそうです。
4人の孫がお世話になった恩返しのつもりだと言う老婆の話から、稲取に於ける小学校の存在の大きさをあらためて思ったしだいです。
仏手柑 ― 2010/03/04
近寄ってみると、ウリのような橙色をした果物が木にたくさんぶら下がっています。珍しいことに、その形が人の手の指の恰好をしているのです。
持ち主は観る人を意識してか、そこに名札を付けていました。いわく「仏手柑(ぶっしゅかん)」。ネットで調べたら、これがミカンの仲間だとわかりました。インドが原産だと言いますから、名前もなるほどと納得です。
薄切りにして煎茶や湯に入れて嗜むほか、盆栽や生け花などの観賞用や漢方薬として珍重されているそうです。優雅な香りを楽しめるということです。
テトラポット ― 2010/03/06
きょうは土曜日だから漁はお休み…のはずが、所定の位置にいない船が多い。そうか、向こう一週間お天気がよくないから陸揚げでも、と考えてきて、港に大きなクレーン船が浮かんでいるのに気が付きました。
今までにこの港では見たことがないドデカイ運搬船です。テトラポットをいくつも載せているのです。そして浮かんでいるのではなく少しずつ防波堤に向かって移動しているのでした。
やがて、時間を置いて第一防波堤に接岸しました。双眼鏡で見るとテトラポットは全部で17個あります。それを、クレーンを使って防波堤の外海側に埋めるらしいです。
辛抱強く見守っていると、ワイヤをテトラの足に絡ませて吊り上げ始めました。なにせ相当に大きい重そうなテトラです。ゆっくりと慎重に仕事を進めねばなりません。
大きな音をたて、黒いガスを噴出して首を横に振るように吊り上げながら移動させています。この作業は午前中いっぱいかかりました。
去年台風18号が押し寄せたときに、第一防波堤の真ん中の隙間から海水が港内に流れ込むのを見たことがあります。あのようなことが繰り返し起こると、いずれは決壊することになりかねません。
これで万全の備えが出来たということでしょうか。
ステンドグラス ― 2010/03/07
先日、河津サクラを観賞して河津川沿道を歩いたとき、満開のサクラを透して踊り子会館の建物に何やら光るものがあるのに気が付きました。対岸からなので判然とせず、その正体が分かりませんでした。
寝釈迦堂へまわる人たちと別れて峰橋を渡り、右岸沿いの道を海のほうへと戻って踊り子温泉会館に着きました。河津駅からここまで遠回りしてきたわけです。
ロビーで寛いだとき何気なく見上げた天井の中空に、ステンドグラスが光っています。このステンドグラスが対岸から光って見えたのでした。踊り子が河津サクラと花菖蒲、峰温泉の大噴湯の櫓とともに描かれています。
ここは何度も訪れたところなのに、このステンドグラスに気が付かなかったのはうかつでした。
スロージョギング ― 2010/03/08
最近、年とともに血圧が高くなってきているので、そろそろ対策を講じなければと考えておりました。いままでの私のジョギングは坂の上下が入っており、少し強めな運動です。
まして大汗をかきながら戻ってきてすぐ風呂に入り、出てから缶ビールをやるのが日課では血圧の改善につながるわけがないと言われても仕方ありません。
また、雨の日は低い高さの踏み台を上下する運動にも挑戦してみました。これはしかし、あるタイミングで右の腰をひねり、中断のやむなきにいたりました。
そんなわけで、きのうからスロージョギングを試しています。15分間の運動ですが、それでも少し汗をかきますし、終わったあとは全身爽快な感じになります。
いつまでつづくか、また何だかんだの理由をつけて挫折するかもしれません。でも、ここはひとつ頑張ってみないと! 降圧剤は飲みたくないからなあ。
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