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ニューサマーオレンジ ― 2011/04/08
東中川で久しぶりに大下さんにお会いしました。ミカンの苗木を植え付けているところでした。一定の面積のある畑に植えるのではなく、一部に十数本だけのようです。
大下さんは仮植と言う言葉を使いました。つまり、この場所に一時的に植えておき、来年春に成長を見極めた上で定植するというわけです。
ところで、苗木の根元はカラタチの木で、その切り株にニューサマーオレンジの枝を接木したものだそうです。これは奈良本の農家が考え出したもので、この技術は正式に登録され保護されているということです。特許みたいなものが農業技術の分野にもあったのです。
ニューサマーオレンジは甘夏ミカンの枝から突然変異で生まれたものだそうで、唯一欠点は自家受粉できないことだと大下さんは言います。親の甘夏が自家受粉で実をつけるのに、“子”は外界の助けを借りなければ受粉できない。不思議なものですね。
苗木は成長して実を付けるまで4,5年かかるそうです。83歳の大下さんはそんな先まで生きて目にすることはできないかもしれないのに、と言って笑いました。腰が多少曲がっていても、働くことが生きがいの元気なオジイサンです
<手前が吉久保、川向う上が水滴、下へ東中川、田の上とつづく。遠景は大島>
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