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子抱地蔵 ― 2011/06/27
久しぶりに“平波ハイウエー”を歩いてみました。一望閣から緑の谷を見下ろしながら、入谷に上がります。時折、雨がザーッと降っては青空を少しだけ見せる不安定なお天気。
木割場で本道からそれて、土尻へ斜めに下りる角に菩薩像と馬頭観音碑があるのに今日初めて気が付きました。この道は大川を渡ってハウス畑の中を屋号土尻のお宅の庭に通じており、一度通ったことがあります。
菩薩像は鋳鉄製のもので、いわゆる子抱地蔵なのでしょう。子抱地蔵の石碑はこの先の小峠の石碑や、入谷道から田代の栄昌院へ下る角、そして念仏堂などで見たことがありますが、鋳鉄製は初めて見ました。ちなみに、下平塚の半僧坊のご本尊も小さな鋳鉄製のものです。
この子抱地蔵は地蔵様だか観音様だか分からないほど慈愛に満ちたお姿をしています。入谷道には馬頭観音碑もあちこちに立っていて、子どもの健やかな成長を願い、牛馬への感謝と愛情を示す村人の気持ちがよく現われています。
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